多くの花を咲かせた島のまわりには、石のブロックで、楽しい小道。
この小道のおかげで、花をいろいろな角度から楽しめます。きれいな花を楽しむには、空間が大事。
日本の華道でも、お花を活ける時に「天、地、人」に見立てた花と花の間には、必ず空間をあけるように活けます。
間の感覚は、私たち日本人には馴染みの感覚です。
邦楽の世界では指揮者はいません。しかし、大人数の合奏でも、ほとんど飛び出す人を見たことがありません。しかも、だんだん早くとか、だんだんゆっくりとかを簡単に合わせてしまいます。
しかも、4拍子とか、3拍子とかという表記はありません。
箱に4つ音符が書いてあるから4拍子。
クラッシックの楽譜の中の「間」は「休符」です。「フェルマータ」とか「パウゼ」とか、「ブレス」を取る間もありました。
なんとか、楽譜に表記しようとしたのかも。
「間」の意味は、単なるお休みという意味だけではなさそうです。
休符の英語訳は、「rest」 これを辞書で引くと、やっぱり、お休み、永眠する。
他には、安心、静止、何かを置く台。
「間」の意味はいろいろとあることが、わかります。
しかし、曲の中で必ず使う 「rest」は、次の意味かも。
残余、残り。曲の終わりの「休符」は、残りの余韻を楽しむためのもの。
一番よく使うのは、曲の途中で使うこれかな。
(目を)留める、向ける。 大切な音を入れる前に、空間を作ることで、その音に注意を向けることができます。
rest on (人を)頼りとする rest with (誰かの)責任である
休符には音がないので、そこに何をイメージするか?は、聴く人の想像力に任されています。
最後に語源となるラテン語の rest は、re 後ろに stare 立つ、残る が変化したものだそうです。休むという意味はどこにもないですね。
休符=rest =間 の意味、よく考えて使ってくださいね。