音楽の喜び フルートとともに

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クレジットカードとドライブと

2016-08-23 21:12:35 | 日記

これは?

次男が、免許をとりました。
長男は、家を出てからいつのまにか取っていたので、息子の若葉マークに乗るのは初めてです。

さぞかし、たどたどしく運転するだろうと思っていましたが、結構慎重。
ブログのネタにもなりません。
実家にも無事着きました。
と、思ったら、母が「クレジットカードが無い。」と、騒ぎだして、みんなで一生懸命探したけれど、見つかりません。

「お母さん、いつから無いの?」
「いつかな?先週かな、」
「もう止めた方がいいよ。電話しよう。」
「どうなったんやろ?」
「考えてわかるんやったら、もう出てきてるよ。誰かに悪用されたらえらいことになるから、」

ようやく諦めてカード会社に電話。
すると、警察に届けを出すように言われて、近所の交番までドライブ。

「駐車しとくわ。」と、次男が言うので、母に付き添って交番へ。

「キャッシュカードを無くしました。」と、母。
「どこでなくしたのかな?はっきりわからなくてもいいですよ。」
「近所のスーパーだと思います。」

お巡りさんが、電話して届いてないか、聞いてくれました。その後、
「届けを出してください。」
紛失届けに書き入れ出したら、「携帯の番号なんやったっけ?」
「調べとくから、次の書いといて。」
と、言って調べようとしたら、窓から、次男の車が駐車場の中で、方向転換しているのが見えます。

幸い他に車はありませんが、3台停められるスペースは、膝までのブロックで入口以外固められていて、そこに左前のライトスレスレにハンドルを切るのが見えて、気が気でありません。

母の書類も佳境に入ったようで、
「キャッシュカードの紛失」と書いた後、お巡りさんが「どこの銀行ですか?」
「銀行?えっとどこかな?京阪?」

えっ?とあっそうか。横から私が「クレジットカードです。」
「クレジットカードですか?」
「そうか、クレジットカードなの?」
「そうそう。」
「これを二重線で消して、書き直してください。」
「カードの名前は、なんですか?」
「えっと英語やったっけ。」
「E…」
「違う、違う。」私のカードを見せて写してもらいます。
それでも苦労していると「カタカナで、いいですよ。」

その間に次男は、うまく回りきって、駐車していました。

最後に、携帯番号を入れて、紛失届けを、頂いて、手続き完了。

小さなメモ大の届けを持って、母は「え?もういいの?」
「これが、紛失届けだから、なくさないでね。」
「あ、そう。」

無事、母を実家に送り、すぐに牧野へ。
4時から、ピアノのSさんと打合せです。
遅れるかもしれないと連絡したら、Sさんも遅れると返信です。
結局4時10分前、充分間に合いました。

いつの間にか、私たちが、守っていたはずの次男は成長し、私たちを守ってくれていた母は、助けを必要とするようになってきました。

親の姿は数年後の私の姿でもあります。
どのように生き、どのように去るのか?をたぶん教わることになるでしょう。

1日でも、幸福に人らしく生きるお手伝いができるといいと願っています。