音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

大きな音を出したい。

2016-08-02 14:10:19 | フルートレッスン

今日の収穫。
今年は一株しか植えていないのに、結構たくさん出来ます。ホクホク(^_^)v
暑い時に冷やしたトマト最高です!

大きな音が出ない。どうしたら大きな音がでるのか?
という悩みは、よく寄せられます。

巨匠ラリュー氏は、マスタークラスで、ある所のコンクールの審査員によばれた時、「誰もが大音量で吹くので、まるでフルートじゃなくて、トランペットみたいだった。」と言っておられました。

アドリアン氏は、その質問をされた時、「大きな音?アンサンブルで必要なのは、大きな音ではなくて、聴き合い、音楽にふさわしい音を出すこと、溶け込むことです。」と言われていました。

フェランディス氏は、「まず、大きな音を出すように、手を叩いてみて下さい。」
と、言われました。みんなが手を叩くと、次に、「自分自身が大きく強くなったと思って手を叩いて下さい。」
さて、どちらが大きな音が出たでしょうか?

四六時中「大きな音」を出したり、「大きな声」で話している人はどういう人でしょう?
そういう人にいつもそばにいて欲しいですか?

欲しかった「大きな音」は、本当に大きな音でしょうか?
私の考えでは、音は身体や楽器のことをよく知り、相手の音をよく聴き、すべてを生かし合う時、響き合い、勝手に大きく聞こえるのだと思います。

大きな音を出す。というより、もっともいいと思われるハーモニーをとる。
もっとも響き合う位置を探す。というイメージです。

試してみて下さい。
これでアンサンブルすると、とても楽しいですよ。