音楽の喜び フルートとともに

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ピアノの調律

2017-11-01 21:07:40 | 楽器

今日は、ピアノの調律をしてもらいました。


天屋根と上前板をとって
掃除機で埃をとってくれました。



鍵盤もとって拭きます。


下前板も外してお手入れ。


「ハンマーフエルトに溝が入ってますね。ハンマーは、先端で弦を叩くようになっているのですが、溝が入ると面で叩くようになって音の響きが悪くなります。」

それから、


「白鍵の裏側のブッシングクロスが、へたってきて、ピンとの間に隙間ができて、白鍵が動くようになってきています。」


「弦の側の革もヒビが入って来ているのか、数カ所あります。」

使わないからと譲り受けたピアノ。
「40年くらい経ってますね。大体50年でオーバーホールなので、そろそろあちらこちらお直しがでてきます。」

そうかぁ!「10年くらいして、買い替えるのとどうかなぁ?」と聞いてみると

「昔は木がいっぱいある時に、贅沢に作っているので、これはいいピアノなので、買い換えない方がいいです。今のピアノは、いい木を使えないので。」

「ハンマーフエルトは、まだ、変えないで、丸く削るんです。クロスは変えます。見積り出してみますね。」

調律をして、最後に鍵盤を弾いてチェック。
真ん中のHの鍵盤を叩くとヴィーンとなんか変な音がします。
指摘すると、弦の間にゴムを挟んで何度も鍵盤を叩いて確かめてくれました。
「3本の弦の左の一本がハンマーに触ってなくて唸るんです。張りを変えてみますね。」と下の方の弦を調整。
もう一度叩いてみました。

さっきよりマシだけど、治りません。
「ごめんなさい。今日できる限界です。」

巻き弦も錆びて色が変わってきました。

下手くそだけど練習にずっと付き合ってくれたピアノ、大切にしたいです。