今日は、ピアノの調律をしてもらいました。
天屋根と上前板をとって
掃除機で埃をとってくれました。
鍵盤もとって拭きます。
下前板も外してお手入れ。
「ハンマーフエルトに溝が入ってますね。ハンマーは、先端で弦を叩くようになっているのですが、溝が入ると面で叩くようになって音の響きが悪くなります。」
それから、
「白鍵の裏側のブッシングクロスが、へたってきて、ピンとの間に隙間ができて、白鍵が動くようになってきています。」
「弦の側の革もヒビが入って来ているのか、数カ所あります。」
使わないからと譲り受けたピアノ。
「40年くらい経ってますね。大体50年でオーバーホールなので、そろそろあちらこちらお直しがでてきます。」
そうかぁ!「10年くらいして、買い替えるのとどうかなぁ?」と聞いてみると
「昔は木がいっぱいある時に、贅沢に作っているので、これはいいピアノなので、買い換えない方がいいです。今のピアノは、いい木を使えないので。」
「ハンマーフエルトは、まだ、変えないで、丸く削るんです。クロスは変えます。見積り出してみますね。」
調律をして、最後に鍵盤を弾いてチェック。
真ん中のHの鍵盤を叩くとヴィーンとなんか変な音がします。
指摘すると、弦の間にゴムを挟んで何度も鍵盤を叩いて確かめてくれました。
「3本の弦の左の一本がハンマーに触ってなくて唸るんです。張りを変えてみますね。」と下の方の弦を調整。
もう一度叩いてみました。
さっきよりマシだけど、治りません。
「ごめんなさい。今日できる限界です。」
巻き弦も錆びて色が変わってきました。
下手くそだけど練習にずっと付き合ってくれたピアノ、大切にしたいです。