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雨の子育てサロンと座間の事件のこと

2017-11-15 21:59:59 | 子ども

第3火曜日は、子育てサロンでした。
また雨です。
しっかり準備して臨んだ9月も雨でした。

今回は、お母さん方の子育ての不安や悩みを相談してもらおうと、子育て支援の金澤栄子さんをお招きしていたのに…。

ですが、寒い中、やはり来てくれた親子がいました。


たくさんの絵本持って来て下さいました。

「好きに触ってもらっていいんですよ〜!」と金澤さん。

「大好きな絵本は子どもたちは、何度も触ったりしてね。破ってしまったりもしますね。そうするとね、直してあげるといいんですよ。目の前でね。「絵本破れちゃったね〜。直してあげようね。」という風にね。」

「絵本っていろいろあるんだけどね。知識を与えるようなね、情報を提供するようなものもあるのだけどね、それはそれでいいんだけどね。
何も大して大人が見たらなんていうことのないものがね、子どもたちは大好きだったりしますね。」

「ダルマさんがでて来て、一個ずつ増えていって、転んだり、おならをしたり、しぼんだり。なんていうことないでしょ。
これが大好きで、ころころ転がって笑って、終わったら、また読んでって言います。」

「これは足はフイルムケースなんですが、もう無いんですよね。でもこれがいいの。何が良いってほら!」
カラコロ、良い音がしました。

「いないないばあという絵本はいろいろ出ています。これも、大好きですね」

「言葉みたいなことを話すけど、まだ言葉にならない子どもたちにはね。

言葉を教える本を与えることが多いですが、言葉にならない言葉、ムニャムニャとか、ほよーとか、表情のついた絵本がありますが、これがいいんです。脳の発達によくて、言葉につながっていくんですよ。おもしろいでしよ。」

お母さんが悩んでいることもゆっくり聞いてもらって、スタッフの私たちも癒された時間でした。

サロンの後、お弁当を一緒に食べながら、スタッフ研修もしてもらいました。

座間のような事件が起きないようにするにはどうしたらいいのか?

なぜあのようなことができたのか?
と、投げかけられました。

近所の評判などでは、さして問題がない犯人。成績も悪くない。

私が考えていたことを話しました。

問題のあるやんちゃな子どもは、周りが気にしてどんどん介入し、認知の誤りもいろいろな人が関わり教育していくので、だいぶ治されていきますが、机の前にきっちり座ってそこにいる良い子は、気づかれないで大きくなってしまいます。

孤独や孤立がそれに輪をかけます。
1人の子育て、一人遊び、誰とも会わないでも生きていける便利な生活。
引きこもっても生きていける人が60万人以上。

普通の地域のおばちゃんたちができることは、挨拶して、みんな元気?と声かける事しかない。
サロンに来るお母さんやこどもたちの
その先に寂しい人に繋がる何かがあると祈ります。