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今日は、次男が福山から帰ってきました。
明日、内定が取れた会社の見学会が八幡であるそうです。
うちからすぐですが、梅田集合、解散だそうです。団体行動が始まっています。
大学生の時、部活でマンドリンオーケストラに所属していました。
フルートを吹くために入りました。
しかし、フルートの入っていない曲もありました。
「外で練習していてもいいですか?」
と、私が聞いた時、先輩の表情が忘れられません。
なんて言われたのかは覚えていません。
とにかく集団行動なので、そこに座っていなさいということで、今までそんなことを言ってきた後輩はいなかったのでしょう。
その顔が全てを語っていました。
言いたいことは、ありました。
1回生の下手くそ、座って聞いているより外に出て練習した方が技術レベルが上がって、演奏に貢献できるとか、こんなやり方非合理的で、非効率、時間の無駄などなど。
しかし、とにかく私は先輩の顔を見て言葉を飲み込み、そこに座っていました。
その時は納得していませんでした。全く!
そこに座っている意味がわかってきたのは、指揮者に選ばれた後。
K先生の指揮をされている時は、もう集中して振り方、出てくる音、呼吸まで一筋も漏らさずに聞いているのは、当たり前です。大体指揮者は、音を出すことはありません。どれだけ耳がいいか?それだけ。
先生は演奏会の時、舞台袖で後輩が指揮しているのをじっと聞いていらして、私が他の仕事をしようと動きかけたら、「聴いときなさい。」と言われて、一緒にいたら、
「ほら、ここや。」とか、「この音や。」とか、先生自身がすごい集中力で聴いておられ、私も引き込まれるように聴いていると、その言われる意味が、理解できるようになっていきました。
自分が指揮をしたり、指導されている時以上にそこから学んだことは多いです。
指揮する上でのことが多かったですが、フルートであっても、うまくなりたかったら、まず感動するほどの演奏を聴くこと、それからそれとの細かい違いを聴き分けられること。
そこから、始まると思うのです。