実家のツワブキの花もさすがに満開を過ぎました。
寒くなってきました。
タファネルetゴーベールは、フルートを吹く人にとっては、バイブルのようなものです。
特に4番は、音大の学生さんはみんな覚えて吹いています。
全8ページ。
スケール5度圏。
ハ長調から、♭が1つずつ増えて、6個まで行くとシャープ5つになり1つずつ減って行ってハ長調まで。
長調の次は短調。
短調は、少しずつ変形していきます。
昇りは6音目と7音目が半音上がり、下りはナチュラルになったり、半音上がったり、7音目が半音上がり、6音目がナチュラルになったり。
美しい旋律になっています。
これを元にトレヴァー・ワイが書いたフルート教本5巻
副重線になっていますが、1つの調の段が揃えられていてわかりやすくなっています。
2小節ごとにスラーをつけて、フレーズとしてとらえ、次の小節に自然とつながるように演奏しましょうと書いています。
これを彼は表現的スケールと呼んでいます。
つまり、一度に最後まで続けて早く吹くことが目的とするのではなく、1つ1つの音を大切にして、表現を磨くために、美しくなめらかに吹くことが大切なのです。