家にこもって一週間と1日。
写真も尽きてきました。
前に撮ったパンジー。
実家で、咲いています。明後日母を病院に連れて行く予定ですが、回復するのやら?
拍をはっきり出す曲ではなく、「流れるような」音楽が特徴です。
caurant フランス語 形容詞 流れるような、なめらかな、一般的な、今の、日常の
男性名詞 流れ、電流 (思想 物 人口)の流れ
corrente イタリア語 形容詞 流れる、走っている、すばやい、流暢な、現行の、普及した、反復の
男性名詞 成り行き、傾向、水平梁、縦げた
フランスのピエール ファレーズ(1510-1573年)が1548年に書いたクーラントがもっとも古いものです。

彼は1545年にルーヴェンで出版社を立ち上げました。印刷は外注でしたが、1553年には自分の印刷機で印刷し、その後アントワープに移転しより大きな出版顧客を得て17世紀まで続く印刷会社の基礎を築いた人です。
彼はリュート奏者でもあったと言われています。
180もの楽曲を残しています。
クーラントはこの頃はフランスもイタリアも変わりませんでしたが、独自の発展を見せます。
フランスでは、気品があってすばやい動きの踊りとして発展し、ルイ14世(1638-1715年)フランス王国サン・ジェルマン・アン・レ生まれ、ヴェルサイユ没

の頃には大臣の候補者にクーラントを踊らせ、うまく踊れれば採用!?
ということになったそうです。

クーラントの舞踏譜。半円が頭、短い直線が足、そして曲線は足の動きを表しています。振付家のラウール=オージェ・フイエによる《コレオグラフィ 人物・図形・指示記号による舞踊記述法》より。
イタリアではクーラントはコレンテと言われて、速い上にジグザグに走るような動きもあり、フランスの踊とは違う発展を見せました。
そしてバッハはその2つのクーラントの特徴を使い分けて作曲しています。

フランス風組曲より6分23秒からクーラント

コレントの表記のあるパルティータ第5番
4分49秒からコレント
実際のクーラントの踊り。