音楽の喜び フルートとともに

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オールドヘインズ

2022-12-28 08:48:00 | 楽器
月曜はフルートアンサンブルレッスンでした。
榎田先生がオールドヘインズを3本持ってきてくださいました。

チェンバロの上にディスプレイ。
C管1本とH管2本

1888年ヘインズ兄弟により創められたフルート製作。

1950年代前半-1960年代前半に作られたヘインズの黄金期のものです。
ロット番号25000-30000番代の楽器で、明るく遠鳴りのする音で知られています。

スケールが今と違って音程のコントロールがむずかしく、使いこなせば素晴らしい楽器です。
私が吹いた感想は、C管は軽く扱いやすい感じ、H管の左がら一本目は音が飛んていく感じがしました。
2本目も響きがよかったです。


管体自体は軽く扱いやすそうですが、マウスピースの穴が大き目なので音を集めて吹くポイントを探して吹けばもっと良く鳴りそうでした。

ヘインズフルート吹き比べ動画を尾崎勇太さん、立花雅和さんが出しているのでぜひ見てみてください。
流石にオールドではなく、新作のヘインズフルートですが…。

榎田先生は有名なフルートコレクターでもあるので、古い楽器を持ってきて下さるので楽しみです。

曲はヨハン セバスチャン バッハ(1685-1750年)神聖ローマ帝国ザクセン選帝侯領アイゼナハ生まれ、神聖ローマ帝国ザクセン選帝侯領ライプツィヒ没

無伴奏チェロ組曲はバッハがケーテンにいた1717-1723年に書かれたと言われています。
はっきりとはわからないのです。
第一番 写譜はアンナ マクダレーナ バッハによるもの

ケーテンの宮廷楽団は12人で構成されていてメンバーのヴィオラ ダ ガンバ

奏者クリスチァン フェルディナント アーデルのために書かれたと言われています。

アンハルト ケーテン侯レオポルド
の統治下にあり、バッハは前任者の倍額400ターラー、バッハに理解のある君主に恵まれてたくさんの名曲を生み出していた頃の作品です。


全部で6曲あり、
第1番 ト長調 BWV1007
第2番 ニ短調 BWV1008
第3番 ハ長調 BWV1009
第4番 変ホ長調 BWV1010
第5番 ハ短調 BWV1011
第6番 ニ長調 BWV1012

前奏曲 アルマンド クーラント サラバンド メヌエット(3、4番はブーレ、5、6番はガヴォット) ジーグの順で構成されています。

音域の高いこともあり、第6番は
肩で支えた小型のチェロのヴィオロンチェロ ダ スパッラ (ヴィオラ ダ スパッラとも呼びます。 Gregory Barnett (2001). “Viola da spalla”. The New Grove Dictionary of Music and Musicians. 26 (2nd ed.). p. 700. ISBN 0333608003)

のために作曲されたのではないかとも言われています。
フルートに編曲されてよく演奏されています。

第2番BWV1008サラバンド
滝沢昌之さんが、オールドヘインズ32000番代、1963年
総銀製、14金リッププレートの動画を出されていました。