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古代ギリシアの悲恋

2024-02-03 20:59:00 | バロック
実家の隣の梅。
 
東風(こち)吹かば
匂ひおこせよ梅の花 
あるじなしとて
春なわすれそ



梅を見ると、901年、菅原道真が、太宰府に流された時に紅梅殿の梅にこの句を送ったところ、彼を慕って追いかけて飛んで来た。
という伝説を思いだします。

ミシェル・ピニョレ・ド・モンクレール(1667 生まれ-1737 年没)は、バロック時代のフランスの作曲家 です。

「ピラマスとティスベ」は、フランスのバロック音楽の作曲家ミシェル・ピニョレ・ド・モンクレールによって1716 年頃に作曲された世俗カンタータです。

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス、ティスビー、1909年、個人コレクション。ティスベは壁の隙間から話しかけるピュラマスの話を聞く

彼は 24 のカンタータを作曲し、3 冊の本が出版されています 。

最初の本、1709年頃。
2冊目は1716年頃。
3冊目は1728年。
最初の 2 冊の本では、モンテクールは同時代の人々よりも実験的でした。

「ピュラモスとティスベ」は、第 2 巻の 6 番目のカンタータです。

パフォス(キプロス) のローマ時代のモザイクにあるピラモスとティスベ。
ピュラモスとティスベ(古代ギリシャ語では Πύραμος καὶ Θίσϐη / Púramos kaì Thísbê ) は、ギリシャとローマの神話に登場する 2 人の伝説的な恋人です。

ピュラモスとティスベは二人の若いバビロニア人です。
彼らはある夜、街の外の白いブラックベリーの木の下で会う予定です。
ティスべの馬が先に到着しますが、口から血を流した雌ライオンの姿を見て逃げ出したのです。
彼女はベールを落とし、ベールは雌ライオンによって引き裂かれます。

ピラマスとティスベのある嵐の風景、ニコラ・プッサン作(1651年)

ピラマスが到着すると、ベールと獣の足跡を発見します。

彼はティスベが犠牲者であると信じて自殺します。
その血が白いブラックベリーに飛び散ります。

近くに戻ったティスベは恋人の遺体を発見し、彼の後を追って自殺します。

「ああ、あなたたち、あまりにも不幸な親たちよ!あなた、私の父、そして父だったあなた、私の最後の祈りを聞いてください!同じ愛、同じ死が結集したかった人々に同じ墓を拒否しないでください!そして、あなたの影でピラモスの体を覆い、すぐに私の体を覆う運命の木よ、私たちの血の痕跡を保存してください!今、痛みと涙の象徴、二人の恋人たちの二重の犠牲に対する血なまぐさい証言が実を結びます! 」

それ以来、ブラックベリーは、

果実が熟す過程で白から赤、そして黒へと変化するため、破滅的な情熱に至るまでの愛のさまざまな段階を象徴するようになりました。

梅をプラムで検索したらティスべとプラムであたったのでした。チャンチャン!