音楽の喜び フルートとともに

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あること

2011-10-20 22:05:49 | 子ども

あちこち走って帰ってきたら、金木犀のドアー飾りがついていました。
秋も深まってきましたが、気温の高い日が続きます。
10月から転居したために、異動した児童会は、自宅から3キロ近く離れていて、通うのが大変。しかも坂。車は禁止。自転車で通うのが、つらくなってきました。

子どもたちは、どんぐりでままごとしたり、すすきの穂を振り回して叱られたりしています。子どもたちといると、ほとんど屋外で過ごし、季節を抱きしめる感じがします。走ったり、転んだり、土を触ったり、日光に照らされたり、雨に降られたり。

当たり前のことですが、大人だけいると、移動する以外は部屋の中、移動も電車や車でほとんど景色を見る機会もありません。

どの学校に行っても。土があり、植物があり、ビオトープがあります。

土地や、家屋、道路。みんな持ち主が決まっていますが、その人たちは、売ったり買ったり、貸したりする時か、所有しているために管理するための看板をつけたり、ちょっと掃除をする時だけそれを持っていて、

小さな路地のすみにどんな草がさいているか?田んぼの土手、小さな池にどんな生物がいるか?電信柱の何番目に傷があるとか。知っているのは子どもたちで、町にあるいろんなものを思う存分使い尽くしていて、町や季節を本当に持っているのは、子どもたちではないか?と思うときがあります。

人は所有しようとする。しかし、それよりも、重要なことは「こうありたい。」という
「ありかた」なのだ。とフロムは言っています。

それは、お金や、地位や、名誉を持っても、安心になるばかりか、むしろ、いつかなくなるかもしれないという不安がより増すばかりで、満足するということがない。

それよりも、いま親切であったり、謙虚であったり、貢献する自分であることを追及するほうが、幸せになれる。

子どもたちを見ていると、そんなことを思ったりします。





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