音楽の喜び フルートとともに

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アンゲラー神父の交響曲

2024-12-09 21:02:00 | 古典
日曜日の御前は京田辺でレッスン。
その後、ピアノのSさんに子どもたちが使う楽器を借りました。
ファミリーポートから借りられたのはタンバリン、トライアングル各1個と鈴が20個。

鈴はOさんがクリスマス用の鈴を作ってくれるので他の楽器を渡したくなりました。
坂田さんに聞いたら、「あるよ〜。」ということでお借りすることにしました。

以前一緒に小学生向けワークショップをしていた時に揃えてくれました。

これでひと安心。
バチとセットのものは返してもらうように気をつけなくちゃ。

午後からはギターの川原久美子さんとドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」の練習。

ワンニャンの紅茶を買ってきてくれました。
開けてみると、

ティーパックに分かれています。
猫さんたちをお風呂に入れると美味しい紅茶が飲めます。

夫がベトナムで買ってきたお菓子を出しました。
大豆とココナッツミルクとお砂糖を固めたもの。
「懐かしい味!はったい粉みたい。」
はったい粉…わかるかなぁ?

最後に録画してくれました。私のアンドロイドが容量不足でどうしようもなかったので…。
送ってもらおうとしたら13分は送れない。
川原さんをYouTubeデビューさせてしまいました。非公開ですが。
これに1時間。
とっぷり暮れてしまいました。

エドムント・アンゲラーEdmund Angerer(1740 - 1794年)は、有名な『おもちゃの交響曲』を作曲した音楽家として知られています。

オーストリアの神父です。

エトムント・アンゲラーは1740年、オーストリア大公国のチロル地方のザンクト・ヨハン(St. Johann)生まれ、フィーヒト没。

父は小学校の教師で地元の合唱団の指導者でもあったシュテファン・アンゲラー。

父から音楽の手ほどきを受け、さらにインスブルック郊外の町ハルの児童合唱団に入ります。

1758年、ベネディクト会修道士としてインスブルックから東に30キロほどの町フィーヒト(Fiecht)のフィーヒト修道院

に入り、当地で合唱指導者、オルガン奏者、音楽教師として働きました。

エトムント・アンゲラー神父はここで数多くの教会作品やオペレッタ、音楽劇を作曲し、尊敬と名声を得て1794年に同院内で死去しました。

「おもちゃの交響曲」は永らく作曲者がわからず、推測される作曲者としてフランツ・ヨーゼフ・ハイドン、ミヒャエル・ハイドン、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、レオポルト・モーツァルトなどの説が唱えられていました。

エトムント・アンゲラーの名前が世界的に注目されたのは、死後2世紀を経た1992年でした。

チロル地方シュタムス修道院(Stift Stams)

の音楽蔵書の中から、1785年ごろ当院の神父シュテファン・パルセッリ(Stefan Paluselli, 1748年 - 1805年)が写譜した『おもちゃの交響曲』のスコアが発見されました。

そこには同じくチロル出身で、それまで忘れ去られた音楽家エトムント・アンゲラーが1770年ころに作曲したと記されていました。

またタイトルとして "Berchtolds-Gaden Musick"(「ベルヒテスガーデンの玩具店製のおもちゃを使った音楽」といった意味の造語)が付けられていました。

ベルヒテスガーデンはドイツチロル地方の街でおもちゃ作りで有名でした。

パルセッリの写本ではバイエルン州の著名な保養地ベルヒテスガーデンの玩具店製の以下のおもちゃが指定されています。
カッコウ(Kuckuck)、
ウズラ(Wachtel)、
ラッパ(Trompete)、
太鼓(Trommel)、
ガラガラ(Ratsche)、
雌鳥の笛(Orgelhenne)、
トライアングル(Cymbelstern)。
実際の演奏では、雌鳥の笛→ナイチンゲール(水笛)のように適時変更されます。

おもちゃ以外の弦楽器の編成として
ヴァイオリン、ヴィオラ、バス(Violino, e Viola, con Basso)と記されていました。

「おもちゃの交響曲」レオポルド モーツァルト作曲と書かれています。
この動画だけでなくハイドンとなっているものもまだまだ多いです。