音楽の喜び フルートとともに

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トレーニング

2010-04-30 22:14:10 | フルートレッスン
朝レッスンの後、児童会へ行って、夜はSさんと「音楽であそぼう!」の打合せとデュオ。

ケーラーの子守唄は、アルペジオをレガートで演奏することが、必要ですが、難しいのは、拍頭とは、違うところに最高音があること、しかも音が跳躍しているところです。
普通に演奏すると、跳躍した後の、高音の方が、良く聞こえて、アクセントがついているように聞こえてしまいます。しかも、跳躍をレガートで演奏するのは、なかなかフルートにとっては難しいことなのです。音と音の間に、音が入ってしまわないように、次の音を正しい位置に吹くためには、唇、呼吸、腹筋のコントロールをかなりの精度で行わなくてはなりません。

練習は言い出したらきりが無いですが、主に、二つの方向の練習が必要です。
1つは唇のコントロールのための練習。
もう一つは、息を吐く練習。
1つ目は、pppで全ての楽譜を吹くといいでしょう。絶対に大きな音にしないで、吹くと、唇のコントロールが最大限に必要とされ、音の精度があがります。
二つ目は、打って変わって、舌を使わずに、お腹で切るスタカートでmf以上で、同じ箇所を演奏します。これで、呼吸をたっぷりと使うことができます。

こういう基礎練習をすることで、ケーラーだけでなく、他の曲にも対応できる音質を手にいれることができます。

昼から児童会。
禁止のルールは出来るだけ無い方が良いですが、それは、安全のためであったり、運営上どうしても必要な場所を確保するためだったり、いろいろとあります。
何度も何度も、繰り返される違反にはいろいろな意味があります。関心を引きたかったり、失った自信を回復するためだったり。子どものパワーゲームに引き込まれてしまってはいけません。
問題行動は、無視して、自信回復に努める方が、ルールを守ってくれる様になることもあります。あるいわ、怒ったりしないで、ただ、扉を閉めるとか、ものを取り上げるとかして、困った事態に陥らないようするだけでいいかもしれません。いずれにせよ。怒鳴ったり、叩いたりしないで協力してもらえるように、子どもの様子を観察し、いろんな方法を考え、いろんな手や、言葉を持つようにすることが大切です。

夜、チャイコフスキー、タファネル、ケーラー同じ8分音符のドでも全くキャラクターが違います。音楽もやっぱり、いろいろな方向からアプローチすることが大切です。しかし、共有した時間や言葉の分だけ、Sさんとのデュオは進化しています。自分の中に多様性を育てることはこんなことにも役立ちます。


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