音楽の喜び フルートとともに

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変な生物

2023-07-25 21:08:00 | 近代
琵琶湖に浮いていたオニビシ。
絶滅危惧種だそうです。

こちらは浮きさくらそうやなぎ、floating primerose willowだそうです。

こちらは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドによく分布していたものだそうです。

1番変だったのはこれ。
オオマリコケムシと言うそうです。
ムシと言ってもムシではなく、外肛動物だそうです…!
アメリカで1900年発見されたそうです。日本には1972年頃入ってきました。

外から見えているのは寒天質の分泌物で、小さな個虫…やっぱり虫っていうんだ…が集まって群体になっているそう。

奇妙な形ですが、無害、無毒でプランクトンを食べて生きています。
有性生殖、無性生殖どちらでもいけるそう。ただ、畳2畳分くらい繁殖するらしくあまり増えると邪魔だそうです。

食用にはなりませんが、食べても良いそう。昔ナイトスクープで林先生が調理されて食べたときは美味しかったそう。
勇気のある人は食べてみては?
次男が試すと言いそうで怖い。

エリック サティ(1866-1925年)フランス帝国オンフルール生まれ、フランス共和国パリ没

1924年自画像
彼は「家具の音楽」と自分の作品のことを呼んでいました。
それは、家具のようにそこにあっても日常生活を妨げず、意識的に聴かれることの無い音楽。
「生活の中に溶けこむ音楽」を「家具の音楽」と呼び、その後 1ジャンルを形成しました。

その中の一つが、「胎児の干物」と呼ばれる1913年ピアノ曲です。
「干からびた胎児」と呼ばれます。
しかし、フランス語のEmbryonsは、海洋生物の卵や幼生のことで、翻訳は適切ではありません。

第一曲 ナマコの胎児 d'Holothurie

序文に「わたしはサン・マロ湾でナマコを観察しました」とあり、途中「歯の痛いナイチンゲールのように」という指示があります。

第二曲 甲殻類の胎児d'Edriophthalma

ショバンの「葬送行進曲」のパロディになっています。
サティ自身は「シューベルトの有名なマズルカから」と中間部に書いていますが、シューベルトは、マズルカを作曲していず、サティの冗談かも。

第三曲 丙眼類の胎児 de Podophthalma

中間部で、角笛が鳴ります。
終結部は終止形の和音が18回も繰り返されたあげく、「作曲者による強制的な終止形」というコメントで終わります。

サティは、6歳で母を亡くし、祖父母に預けられますが、12歳の時に祖母が海で溺死体で発見されます。
再び父の元に戻されますが、1年後父は再婚。
パリ音楽院に入学しますが、1886年退屈だとやめてしまい、シャンソン酒場のピアノ弾きになります。

薔薇十字団に入団したり、シュザンヌ ヴァラドンに半年で600通も手紙を送り、絶交。
社会主義に傾倒したり、コクトーとダダイズムに行ったりし、あげくアルコール乱用で肝硬変で亡くなります。

イージーリスニングの開祖と言われていますが、本人はゴツゴツと生きづらかったのではないか?と…私見ですが思います。

そしてドキッとする名前は、日本人にはお馴染みの海産物の干物だったりするのでした。




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2 コメント

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びわ湖の生態系 (takan32)
2023-07-25 20:23:39
久米さんへ、びわ湖の生態系もかなり変わってきています。10年くらい前はハスがたくさん見られたところが2016年からはほとんど見られなくなったそうです。

↓ 産経新聞から

https://www.sankei.com/article/20160721-3RW7IWI5GJNHZA3DM6MTTDM6QM/
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-07-26 09:11:28
@takan32 さん、そうなのですよ!
水生植物園の前の睡蓮の池、昔はよく見に行ったのですが、丸裸になってしまいました。本当に残念です。
見れないと言っているだけならまだいいですが、環境破壊は環境問題ではなく人の問題で、困るのは人ですね。
そのことを考えると暗い気持ちになります。
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