お琴は竜の姿を現しているといいます。この部分を竜頭、白いラインのように見えているのは象牙で竜角と言います。胴は桐の木で竜甲、反対側の端を竜尾といいます。
胴にかける布や、竜頭を包むカバーは、日本の伝統文化を感じさせませす。美しい
今日は、母のお琴と私のフルートで「春の海」本番。
市民のお祭りなので、プログラムは抽選、なんと、私達の演奏は子ども達のストリートダンスと太極拳の間にはさまれています。
スピーカーの大音響と30人の子ども達のパワフルな演技のあと、こんな地味な演奏聴いてくれるのかしら?
ふと心配がよぎりましたが、大丈夫自分の音に集中しようと自分に言い。演奏しだすと、会場のお客さんたちは静まり返って聴いてくださいました。須山先生か音楽の神様が助けてくれたのかな?
母は、ステージのかすかな段差の上にお琴が乗って、本体がぐらついて思い通りの演奏ができなかったと、悔しがっていましたが、私は生の音楽の演奏の持つ力について、かいま見えたような気がしました。
拍手の質が、かわッたような気がしました。沸き立った泡のような感じから、しっとりと内側の奥の方からでたような。何かわからないけれど、何か暖かいものが行き交った。
この感覚をいつも覚えていて再現できればいいんだけれど。
茂木さんの本に「演奏家の心づくしの行き届いた音楽」という言葉がありましたが、音楽の技量ではなく、「心づくし」が伝わるのかな。
まだ、はっきりは見えないけれど、うっすらと音楽の光明が見えたという感じです。来週は、ゴーベール、今日つかんだことを、生かせそうです。
諸外国に行きますと、日本人は独自の伝統文化に いかに誇りをもっていないかということに気付かされますよね。数年前から、リサイタル(声楽)の時にお箏を弾くようになりましたが、弾き出した途端に、客席に見事なほどに良い緊張感が走り、水を打ったような静けさ!弾いていて伝わってくるんですよ。拍手も確かに違いますよね。子どもたちには、英語のお勉強も大切だけど、自分自身の考えていることを自信をもって表現できる力を養うことの方が先だと思いませんか? その為にも和楽器をもっと身近にする方が先!グダグダ書いてしまいましたが、お母さまとの演奏続けて下さいね♪