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対決!クロマティックとダブルアクション!

2024-01-16 20:50:00 | 近代
14日は塚口、t-raumで野田千晶先生のハープ教室の発表会でした。

ハープ久米でヴァイオリンの富宅(ふけ)光さんとゴセックのカボットを演奏しました。

ハープ歴4年目…そろそろ初心者の言い訳できなくなって来ました…がぼちぼちです。
リハーサルよりもゆっくりになってしまいましたが、富宅さんがアレンジしながら合わせてくださってなんとか最後まで止まらずに演奏てきました。
ふうっ!
富宅さん、すばらしいヴァイオリニストです。

それからフルート久米で西原こうりゅうさんとパラディスの「シシリエンヌ」リハーサルまで合わなかったのに本番で西原さん、バッチリ決めてくれました。
こうりゅうさん実家がお寺ということで、なんと!僧侶の正装で演奏してくれました。なので、私も正装。
最後は、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」からプレリュード。

フルート久米、ヴィオラ金重美代さん、ハープ鈴木健司さん。
鈴木さんは野田教室を卒業されて、プロとして活動されています。
すばらしいハーピストです。
ダマーズ編曲の難しいハープをダイナミックに演奏してくれました。
「ちょっとやりすぎたかな?」ですって、大丈夫!おもしろかったです。

野田教室発表会のすばらしいところはプロのゲスト演奏があることです。

モーツァルトのハープとフルートのための協奏曲の第1楽章、ドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」を、それぞれグループで管弦楽をピアノで演奏してくださいました。

終演後は、お菓子を食べながらお茶。
楽しい一日でした。

クロード ドビュッシー(1862-1918年)フランス帝国サン・ジェルマン・アン・レー生まれ、フランス共和国パリ没

1894年テレーズ ロジェと婚約しますが、恋人だったガブリエル デュポンに知られ、破断。ガブリエルは自殺未遂をします。
1899年リリー テクシエと結婚。
仕事では「牧神の午後への前奏曲」が認められ、オペラ「ペレアスとメリザンド」を書き大成功します。
1903年にはレジオン・ド・ヌール勲章を得ます。

1904年「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」は作曲されました。

しかしその頃から、リリー テクシエと結婚しながらエンマ バルダックと同棲。
リリーはコンコルド広場で拳銃で胸をうち自殺未遂。
1905年にはリリーと離婚が成立し、エンマと結婚することになるのです。

「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」はハープ独奏と管弦楽のために作曲されました。

プレイエル社がクロマティックハープを開発し、その普及のためにドビュッシーに作曲を依頼しました。


このハープはそれまで全音階に調律されて、半音階にするにはペダル操作が必要だったものを、
弦の数を増やしたものです。

この楽器の普及のためにプレイエル社はハープコンクールを開催し、そのための課題曲として作曲されました。

しかし同時期にエラール社がダブルアクションのペダルハープを発明し、こちらは普及のためにモーリス ラヴェル(1875−1937年)フランス共和国シブール生まれ、フランス共和国パリ没


に曲を依頼。
ラヴェルは「序奏とアレグロ」を作曲しました。
現代ではクロマティックハープは廃れ、ダブルアクション ペダルハープが隆盛になっています。

「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」
神聖な舞曲(Danse sacrée )
トレ・モデレ(Très modéré) ニ短調 2分の3拍子

世俗的な舞曲(Danse profane )
モデレ(Modéré) ニ長調 4分の3拍子



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