13日夜は八戸ノ里の東大阪文化芸術創造館で大阪樟蔭女子大学マンドリンソサエティの第定期演奏会でした。
その後はトリノに定住し、指揮者や教授として尽力しました。
西宮今津から、阪神で八戸ノ里へ。
懐かしいマンドリンクラブの音色。
後輩が少なくなっているのが気がかりですが、葛原さんや他のOGのみなさんが手助けしてなんとかクラブを存続しています。
フルートは大編成でないと入れないので私は何年も観客として応援しています。
ちょっと残念。
アメデオ アマディ(1866-1935年)イタリア ロレート生まれ、イタリア トリノ没
父のRobert Amadei(この人もまた優れた作曲家で、マンドリンアンサンブル曲も作曲している)に音楽を学んだが、1888年ボローニャのAcademia Filarmonicaで作曲を収め、翌年にはピアノの課程も修了、更にオルガンや合唱指揮も収めました。
1889年にはイタリア陸軍に従軍、軍学隊長等を歴任して退任しました。
その後はトリノに定住し、指揮者や教授として尽力しました。
作品は多岐に渡り、その数も500 を数える。彼の作曲の本領は管弦楽にあり、そのうちの幾つかはマンドリン合奏にも編曲されています。
1897年ごろからマンドリン合奏曲の作曲を始め、100曲近いマンドリンの合奏曲や編曲を残すなど、マンドリン音楽界に多大なる影響を与え、彼の作品は今日に至るまで多数演奏され続けています。
「海の組曲」
Suite Marinaresca, op.290
1908年にイル・プレットロ誌が主催した第2回作曲コンクールにおいて第1位を受賞しました。
4楽章からなる組曲で、各楽章にはギリシャ神話に登場する神や妖精などのサブタイトルがついています。
第1楽章「ナイアーデのセレナーデ」
ナイアーデは美しい女性の姿をした水の精霊です。
第2楽章「オンディーヌの踊り」
オンディーヌも多くは美しい女性の姿をした精霊で、人間の男と結婚することで魂を得るとされています。
第3楽章「シレーネの歌」
シレーネは半人半魚の怪物であり、美しい歌声で船人を惑わし襲います。一般にはセイレーンといわれています。
第4楽章「トリトーネのフーガ」
トリトーネは法螺貝を吹き、波を立てたり鎮めたりします。一般にはトリトンといわれ、海神ポセイドンの息子とされています。
吹奏楽も久しぶりに聞きました。迫力のある演奏でした。マンドリンは入っていませんでしたが---。(^^;
マンドリンはバロックにはよく演奏されていましたが、ロマン派以降ではあまりオケと演奏されなくなりました。パガニーニなどイタリア系の作曲家は好きで良く取り上げていますが…。
ギターとの相性もいいです。
戦前カラーチェが来日したことで日本では一時どの大学にもマンドリンオーケストラがあるというほど流行りました。これは日本だけの特徴かもしれません。