デマーリ マクギル氏は、ジュリアス ベーカーに師事。15歳でシカゴ交響楽団と共演。
メトロポリタン歌劇場はじめ数々の名門交響楽団の首席フルートを務めました。
とにかく、素晴らしいと聴いていたのですが、なかなかお会いする機会がなく今回やっと会いました。
さて、1人目はタファネルの魔弾の射手ファンタジー。
この曲は素晴らしいオペラが原曲です。
オペラというのは、現実を誇張して表現したものです。
メロディが大切です。
テクニックや、早いことではなく!
技術のことばかり考えてると出たくないコンクールに出てる感じ世界中のフルーティストと競っている感じ、技術のことではなく自分のものにする、メロディーを引き立てることがゴール。
1番初めの高音のG#の音、良い音を探してみてください。オープンに長く伸ばしてその中で1番美しい音を見つけます。フルートの中の埃を全部ふき払うように。
その後の細かい動きはしっかりとコントロール。フェルマータBの音は全身を使って美しい音で吹きましょう。
10小節目のGはビブラートを聞かせましょう。15小節目からも同じ
Piu Vivoからの高音G。
この辺で1番この音が大切です。3,000席のホールにいることを想像しましょう。
同じ調子で一定にピーと吹くのはどういうことでしょうか?
それは死んだ音です。Live、生き生きした音で。
自分がいいなと思っている音を知っていることに気づいて、みんなを説得して。
タンギングにおいて、舌は重要ではありません。
ビブラートは句読点のように使いましょう。
日本語で「言いたいことがある」そのGからEにかけて、その後のBからFで「ですけど」と、ビブラートをかけていう感じ
カラーが変わります。dimをするところはビブラートで
Adagio pで始まりますが、丸い健康的なF#で始めたいです。
濃い気でたっぷり優しいメゾソプラノみたいに、チョコレートのように甘く。
そしてすぐに引いて、音をキープしましょう。
そして4小節目の少し後でカラーを変えます。
dimをコントロールしましょう。
Allegrettoから、見せびらかすように、広がるように
1ページ目で時間となりました。
それも、オーバーして。
明日はディテーユのソナチネです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます