ディテーユのソナチネは、ラベルみたい。
印象派、クリーンで明瞭。
ラベルのビデオを見たことがあります。
細かいところまで完璧。音に必然性があります。和音や曲全体の構成を大切に。
美しい景色が窓の外に広がっていますが、ラベルは景色に背を向けて座ります。
なぜかというと目の前の食事に集中したいから。
また、ラベルの家には壁一面に小さな花柄のステンシルがあって、彼はそれを一人で手作りしました。
感情は内側にあってぐーっと一点に集中していく感じです。
派手なものから、シンプルに
ビブラートも神秘的に明瞭に
はじめはダイナミックにならない。
①は口笛を吹いているような感じ、
2小節目のシドレと4小節目のミフアソは対になっています。違いを考えて。
7小節目のHの音やりすぎないmf
②の1小節前のCの音は、前の音のAから広がるように。
②4小節目輝いて、大きくしない。スパークリング、動きが出るところです。
③への動き、シンプルに明瞭に
④音を使って方向性を出す、前に向かって、倍音の多い音で
ダブルタンギングは、舌ではなく空気、音に集中、スラーで練習。
最後までイメージを持って。
次の入りはピアノの和音を受けて、早くし過ぎないで、幻想的に
ワルツは楽しい踊りですが、これは特別な世界。
ティム バートンのシザーハンズのような世界。暗いけれどソウルフル。
初めゆっくり時間をとります。
ハートを見せない感じ、
スケールも、ベルベットのように。
C#の方がAよりも大切。
⑦広がる、自然に発展する、やり過ぎない。
マクギル先生が17歳の時、ジュリアス ベーカーのレッスンで何か一曲持って行かなくてはいけなくて準備ができていなかった。
大学の図書館でカプレのワルツを見つけて簡単だと思って持っていきました。
演奏をじっと聴いた後、ベーカーは黙って吹きました。
教える気は無かったかもしれませんが、1920年から変わらない大学の音楽室で、昔キンケイドに習っていたと変わらないノスタルジーを感じました。
マクギル先生は、そこで初めてノスタルジーの表現を学んだそうです。
ここはそんな表現です。
ここまでで時間になりました。
全体を通して、テクニックではなく、心と身体で演奏する。
競争などどうでもいい、自分以外の誰にもできない表現、鳥肌が立つ演奏を。
音楽で物語を語りましょう。
彼の生まれたアメリカの黒人のコミュニティの中で12歳の子どもが楽しそうに歌っていました。
テクニックも何も知らない。
その時に戻っていくことが大切です。
と、何度も言われました。
いい音を探してみて、と、何度か1音だけを取り出し、生徒が吹きましたが
先生の吹く1音の音が素晴らしくて、中々OKが出ません。
心も身体も使って吹く。
そうありたいものです。
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