京津線は、もう今では珍しくなってしまった市電部分があります。
左はその頃からあまり変わっていない懐かしい旧型車両。右は新型車両。変えなくてもいいような気がします。
コンヴェンション2日目 スーザン・ホップナーさんのマスタークラス。
カナダ生まれ、ジュリアス・ベーカーさんの弟子。
一曲目は、デュティーユの「ソナチネ」
これはフランスの曲。柔らかくいろいろな方向に水のようにキャラクターを変えて楽しんで。
ヴィヴラートは、いろいろなヴァリエーションで。はじめはハウリングのようなヴィヴラートで口の中を広げて。
最高音の手前でブレスしておく、フレーズとフレーズの間は、ひかず前へ前へと進みましょう。
テーマの1回目はシンプルに、2回目は大げさに。
6からは段階をつけていく、初めとは違うカラーをつけて、今度はオープン、開放的な感じで。クレッシェンドは花が開くときのようにゆっくりと時間をとって。
そして、ダンスのように、テンポを変えて、それぞれ、特別で、より楽しくしdolceに繋げる。animeはaccelではない。全てのコードの音が聞こえる様に。
2曲目はバッハの無伴奏「パルティータ」Amoll BWV1013
この曲は100人吹けば、100人に違う意見があります。私も初めて出会って以来、研究し続けていますが、まだ変わり続けています。
テレマンやバッハのいろいろな作品を聞き、違う楽器の作品を聴いてみる。
特に弦楽器。ボーイングから、アーティキュレーションが学べます。
ヴィヴラートも、あり、なし、真ん中。いろいろな意見があります。スーザンは真ん中ですが、共通していえることはヴィヴラートはつけすぎない。
落ちていく音は、同じようには演奏しない。全ての音が次の音に傾いていくように。
和音が変わる時、音楽に呼吸させるようにブレスを取ります。
通奏低音は、オルガンのペダルトーンのように。
最後の音は細かいヴィヴラートで。
「自信を持って、力強い。それがパルティータ!!」
ホップナーさんの音は、本当に色彩豊かです。
そして、楽しく明るく、柔らかい。
それはやはり、普段から色合いに敏感で、常に楽しみながら研究しているからなのだと思いました。
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