音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

OG総会

2010-05-09 21:50:00 | 音楽

昨日は、樟蔭大学マンドリンソサエティ OG総会でした。
45周年記念コンサートを11月21日(日)17時~豊中アクア文化ホールで行うことになりました。

私も卒業後、何度か参加しただけで、長くご無沙汰していましたが、今年は参加を決めました。

会長は、1期生、大先輩。45期生から、現役まで、長い歴史の中で、私達をつなげてきたのは、音楽。
運営、現役の苦労、練習時間や場、ホール取り、選曲など問題は昔も今も、いろいろありますが、ここまで何とか途切れないでやれてきたのは、
人集め、練習の場つくり、練習の空気、人間関係、お金。など音楽をやるための、環境をいろいろな人が整えてきたこと。
大所帯のオーケストラを運営するのは、ただ音楽をやっていれば良いというようなことでは、現実には難しいです。

その点、フィオーレというOGだけのマンドリンオーケストラが、継続して活動しているのが、このOG会の大きな力になっています。
会計や運営を引き受けていただいたり、現役の指導を引き受けてくださったり。本当に頭が下がります。

現役当時の4年間で、何を学んだか?といえば、目的を音楽をすること。と決めたら、とにかくそのためには、同じ船に乗らなくてはいけない。ということです。
どんなにけんかしていても、苦手な相手でも、根っこではつながっていなければ音楽は崩壊してしまいます。

けんかや、軋轢は相手への期待がなければ、起きない。同じ船に乗っていれば、問題はいつかは解決する。

音楽と言うのは、暴力を絶対に表現の手段としては選びたくない。と言う人たちの目指すものだと思うから。大丈夫、きっと、今回のコンサートもうまくいく。


音楽であそぼう!5月

2010-05-08 21:37:54 | 音楽で遊ぼう

音楽であそぼう!5月です。

今日はモーツアルトのソナタ K.285 第一楽章を聴いてもらいました。春っぽい感じがするでしょ。

今日は、1年生が多いです。
ミッキーマウスマーチをSさんが弾き、その音楽に合わせてみんなで「ケンパ」
「先にやって。」「いや、お前いけよ。」と初めは照れていた子ども達も、徐々に乗ってきて、「今度は早く弾いて」「次はゆうっくり。」「また早く。」「もっと!」「もっと!」とグルグル何度も回って遊びました。

それから、5月で、思いつく言葉。
こいのぼり、春、柏餅、菜の花、水仙、パンジー、ほうせんか、八重桜、チューリップ、こどもの日、母の日、桜餅。

たくさんでました。
「今日みんなでする曲は、春に咲く花、菜の花によく飛んでくる…。」
「ちょうちょ!」
そうです。今日は『ちょうちょう』をベルでしました。
今日は、年度始めなので、ベルの扱い方を、みんなで確認しました。
「これはメロディベルといいます。こういうものを使う時は、どうやって扱うのがいいかな?」
「ていねいにつかう。」
「丁寧に使うってどういうことかな?」
「床に落としたりしない。」「机にぶつけない。」「誰かの頭をベルで叩かない。」
「持つ時はどうやってもったらいいかな?」
「しっかり持つ!」

例によって、どの音を誰が鳴らすか?今回は、ミとソに人気が集中。
じゃんけんしたり、譲り合ったり。平和な話し合いで解決。
さあ、鳴らそうと言う時に、「ふれあいアドバイザー」と言うおじさんが、入ってきました。これは好都合。ミの音がもう一人欲しかった。「どうぞ、一緒にならしてください。」と一緒に演奏してもらいました。おじさんも加わって、人数が多いのに、ちゃんと揃って美しい音楽が出来ました。

その後、音楽室の楽器を使って合奏。
今回は、大きな木琴、マリンバやビブラホーンを選んだ子ども多かったです。
ウッドブロックとドラム、オルガン、ピアノも一人ずつ。

実は時間が足りなくなって、一回かしか合わせられなくなってしまいました。
「一回しか出来無ないけれど、いいかな?準備ができ無かったら、今日は練習だけにするけれど、どうする?」
「静かにして、合奏しよう。」と誰かれとなく言い合って、すごい集中力。
「ソミミとできない人は、ドの音だけを鳴らしてくれてもいいです。」
「それでは、1,2,3,4」
すごい。ほとんど練習なしで、素晴らしい演奏が出来ました。

お片づけも猛スピードで、ちゃんと、ベルも木琴も移動して布までかけてくれました。本当に子どもは、すごいパワーをもっています。

午後は、大学のマンドリンクラブのOG総会。今年45周年記念コンサートを開きます。報告はあした。


質をみる。

2010-05-07 22:03:27 | レクチャー、マスタークラス

蔓薔薇も満開。花がいっぱい。良い季節になりました。
しかし、今日は朝から雨。

朝はレッスン、児童会そして、夜は心と体のワーク
ウレタンスポンジの長いロールの上に仰向けに寝て、両足、両手は床につけてバランスをとります。片手を片足を順番に上げて、3本足でバランスをとり、次に両手、両足、片手と片足と、2本足でバランスをとって、仙骨や、骨盤、首がどのように動くか見ます。

その後、右足を上げ、ロールを少し転がして、首を左に落とします。脊椎や、骨盤がどう動くかみます。

最後にロールをはずして、両膝を立てて、足をしっかり床につけたまま、尾てい骨からゆっくり脊椎を一つづ上げていきます、首の付け根まで上げたあと、またゆっくり降ろしていきます。

その時、動きの質をみること、なめらかか、ぎこちないか?どういう動きをしているかを見ることが大切です。外側ばかりだと、中味が無い、質を見てばかりだと、外に向かっての表現が無いので、伝わらない。どちらも必要で、両方のバランスが大事。

私は、そう言われても、何度もわかっていながら、ついつい、足をあげることや、ちゃんと行うことに注目が行ってしまいます。

それほど、私は結果や目的、人からどう見られるか?という外側から、気持ちが離れないらしい。
2時間は、動きの質を見ているかどうか?と問いながらおこないました。

ワークの前にフルートで早春賦を演奏してみました。
初めの演奏に対してみんなからのコメントは「うまいねぇ。」
終わってからした演奏のコメントは「もっと、聴きいていたい。」

これが外側だけの音楽と、質も充実した音楽の違い。
毎回ながら、びっくりしてしまいます。テクニックは何も変っていない。
頭で考えていても、この変化は起きない。質を見る経験を自分に保障することが大切です。




人手不足

2010-05-06 21:52:29 | 子ども
鶏頭の花の苗。近所のホームセンターで売っていました。店の商品を撮るのはちょっとはばかられましたが、あまりの彩の見事さに思わず、撮ってしまいました。

久しぶりの児童会。GWで、正職員が4人の内一人休み。行ってみると、身内の方のご病気でもう一人休み。しかし、子ども達はフルメンバー。

正職員一人と、私と、いつものアルバイト3人でクラス担任を埋めて、いつもの加配一人に、他の児童会から3人の応援を頼み、それでも、一人は加配が足りず、他の仕事をしながらその子どもは見ることになりました。

怪我こそ無かったですが、全く余裕が無い。
3メートルを超えるフェンスに登ろうとする子どもが出たり、
他の児童会の人が見ていた子どもが急にいなくなって大騒ぎに。児童会の敷地を離れ、職員室に入り込んでいました。
一生懸命フォローしてましたが、行き届かず、こんなことになって担当された方には気の毒でした。

他にも洗濯機に手を突っ込もうとしたり、熱いお湯が沸いているところに入ろうとしたり、休憩室を荒らしたり。脱走したり。
それが、何人も一時に起こります。

子ども達の協力したい気持ちや、貢献したい気持ちに焦点をあてて、言葉をかけます。なんとか踏みとどまってもらえるように






蜂の巣

2010-05-05 21:20:51 | Weblog

我が家の車のミラーにせっせと巣を作るあしなが蜂。昨日は軸だけだったのが、1日でこのような姿に。車を動かすと、蜂はどこかへいってしましいました。


刺されるのは嫌ですが、物干し棹の中、庭においた発泡スチロールの箱の中、毎年、敷地内のどこかに巣を作るあしなが蜂は季節のお便りです。

GW最終日。スケールとアルペジオをモイーズさんの教本で重点的に練習。スラーと、アクセント、pppとfff。正反対の課題を4パターンを同じスケールと和音で繰り返して、全調。これぐらいやると、ちょっと、成長したような気がします。
明日からまた仕事をしながらの練習になるので、ちょっと笛を吹く筋力をつけておかなくては。タファネルのファンタジー、エレルト、テレマン。今日は結構吹け満足。
蜂の巣も、一本の軸から。私もがんばろう。


正月堂付近

2010-05-04 23:22:40 | Weblog

三重県島ヶ原駅の付近の日帰り温泉に、両親を連れて行ってきました。温泉の敷地にある木津川オートキャンプは満員のようでした。

やぶっちゃの湯は人の肌のペーハーに近いナトリウム泉、とっても気持ちよかったです。鉄ちゃんの夫の要望で、帰りに島ヶ原駅によりました。

ひなびた単線の線路が良い感じ。明治時代の駅舎。

駅にあった看板に魅かれて近くにあった正月堂を訪ねてみました。こんなひなびた場所ですが、751年に建立された由緒正しいお寺でした。1200年続く、旧正月にする修二会は東大寺のお水取りに先んじて行われていたそうです。古寺は人影も無く、閑かなひと時をすごしました。国宝の11面観音は33年ごとに公開されます。次は2015年。

島ヶ原の隣の駅は伊賀上野。芭蕉の生家があったところです。

春なれや名もなき山の薄霞

と詠んだのもこの近くだそうです

 


カザルスホール

2010-05-03 21:45:23 | 音楽

木香薔薇がこの時期は見事です。こんなのを見ると、我が家の庭にも植えてみたくなります。

カザルスホールが存続の危機だそうです。ピアニストの岩崎淑さんが継続を訴えて、守る会を立ち上げられました。カザルス夫人、池辺晋一郎さんなど他にもそうそうたる音楽家も発起人になっておられます。
以下に転載いたします。

カザルスホールを守る会趣意書

 

「毎夜のようにすばらしいクラシックを聴かせるホールになるならば、カザルスの名前をつけて下さることをうれしく思います。」というパブロ・カザルス未亡人

(現マルタ・カザルス・イストミン夫人)に26年前に許可されたカザルスホールのオープニングのコンサートの日々を思い出します。見事な建築・豊かな彫刻入り大理石・空間を響く見事な音響と温もりのある本ものの音楽ホール。10年後に設置されたパイプオルガンとともに内外の音楽家達が演奏してきたホール。日本でのリサイタルは絶対にカザルスでと希望して演奏されたバイオリニスト ウト・ウーギさんはじめどんなにも多くの演奏家が愛して止まなかったホール。そのホールが閉館、そして継続が危ぶまれているという状況を耳にして、いてもたってもいられない気持ちで、カザルスホールを守る会を作ろうと思いました。

 

カザルス氏89才の時、当時ジュリアード音楽院に留学中だった弟のチェリスト

洸とプエルトリコのカザルスマスタークラスに招かれて、1ヶ月マエストロのレッスンを受けた貴重な日々とマルタ夫人との交流のひとときを想い出します。カザルスホールでの演奏は、音楽の勉強をしてきたよろこびを現す場の一つであったことはまちがいありません。どんな理由であれ、日本のほこる国際的文化財の一つとして、ホールを残していかねばならないと思います。

 

これはカザルス未亡人の気持ちでもあります。大変残念がられ「本当にすばらしいホールです。続けて使えるように祈っています。」と話してくださいました。

 

カザルスホールの所有者や関係者の皆さまのご理解と善処を切望いたします。

                      

                         2010年4月1日

                         ピアニスト 岩崎 淑

 

 

発起人になってくださった方々

 

   マルタ・カザルス・イストミン 夫人

   青柳 晋  (ピアニスト)   池辺 晋一郎(作曲家)          

岩崎 洸  (チェリスト)   加賀 乙彦 (作家)

   木野 雅之 (バイオリニスト) 倉田 澄子 (チェリスト)

   三枝 成彰 (作曲家)     堤 俊作  (指揮者)

   堤 剛   (チェリスト)   遠山 慶子 (ピアニスト)

   中島 良史 (作曲家・指揮者) 二宮 和子 (クラリネット)

野田 弘志 (画家)      浜中 浩一 (クラリネット)

   原田 幸一郎(バイオリニスト) 毛利 伯郎 (チェリスト)

      

                     (50音順)

 

 

皆様                         2010年4月1日

 

 

 

暗い話題の多い昨今ですが、桜や新芽の美しいこの季節、心なしか華やいだ気分に

なります。皆様にはそれぞれご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。

 

本日は日大カザルスホールの件でご連絡申し上げます。

皆様ご承知かと思いますが、カザルスホールは3月いっぱいで使用が停止され、その後のホールの行く末ははっきりしておりません。あのように立派な音楽ホールが使用できなくなることを非常に残念に思い、存続を強く希望する純粋な気持から、カザルスホールを守る会を立ち上げようと考えました。現在ワシントンDC在住のカザルス夫人ともご連絡を取り、いくらでも協力するので、是非存続の活動を進めて欲しいとのお言葉をいただきました。

 

趣意書をお送りいたしますので、趣旨にご賛同いただけるようでしたら、カザルス

ホールを守る会のホールの存続を願う活動に是非ご参加いただきますようお願い申し上げます。

 

ご賛同いただける場合には、515日までに、裏面用紙にご記入の上カザルスホールを守る会準備事務局宛ファクス(03-3333-1837)またはE-mail (casalsmamorukai@gmail.com)で、ご意思をお伝えいただければ幸いです。

 

皆様のご協力をお願い申し上げます。

 

                          ピアニスト 岩崎 淑

 


女性のためのメソッド

2010-05-02 22:53:10 | 音楽

暖かく良いお天気でした。夫と買い物に出ると、近くの牧野公園でシートを敷いてバーベキューをしている人たちが。
「今時、お花見?」、近寄って見てみると八重桜が咲いていました。



私たちも少しの間、スーパーで買ったお菓子を食べながら、お花見。見知らぬ公園にいる人たちとしばし、ようやく来た暖かい春をかみしめました。

今日は、エレルトのエチュードを練習してました。
彼特有の不思議な調整や、リズムは段々に慣れて来ましたが、演奏において、なんだか違和感。不完全燃焼な感じがして、先日来苦しんでいました。

エレルトは、レガートにおいても、キャラクターが、くっきり変る。スタカートにおいては、当然。頭でわかっていても、音がついてこない。

ニュアンスはfが多い、fが突然に、p。また、f。
ここで、思い出すのは、マスタークラスや、いろんな研修に行って、男性のレッスン生が、男性の教師に、pで演奏するように、とアドバイスされること。しかし、女性の場合、pの問題より音が届かない問題が多いこと。

男性が作曲し、男性が学問にまとめ、男性が作ったメソッドで、練習することに限界はないのか?

女性の体に合った、女性のためのメソッドが必要なのではないか?とずっと思ってきました。
もちろん、女性で成功している人はたくさんいますが、メソッドを書いた人はそんなにいないです。柔らかい体、小さな骨格のための体の使い方。自分で研究し、口伝で何とかやってきた。けれど、そういうものをまとめてみれば、女性が使いやすいメソッドができるかも。

今日はエレルトをやっていて、ちょっと、そのヒントを見つけました。


平山恵リサイタル

2010-05-01 22:30:05 | コンサート

恵ちゃんから、リサイタルのお知らせが来ました。

平山恵フルートリサイタル

5月20日(木)午後7時開演。銀座王子ホール

曲目は、ダマーズの演奏会用ソナタ
ベルトミュー ロマンティック組曲
ゴーベール ソナタ第3番
ビュセール 小組曲 作品12
フランク  ソナタ イ短調

ピアニストは 石橋尚子さんです。

恵さんのCD 「Appreciation」の発売記念リサイタルだそうです。
CDの方には、今度演奏されるベルトミュー、ビュセール、ゴーベールのほか、
タファネルのフランチェスカ・ダ・リミニ幻想曲
吉松隆さんのデジタルバード組曲作品15が収録されています。

恵ちゃんとは、はるか昔、ニースの音楽院で何週間か一緒に学びました。今回収録された同じタファネルの「ミニョン幻想曲」をレイモンド・ギオー先生にレッスンされていたのを思い出します。明るく、裏表の無い素直な恵ちゃんの人柄そのもののような音を思い出します。
今回のリサイタルも期待しています。

リサイタルのチケットは、ミリオンコンサート協会 03-3501-5638

CDを手に入れるなら、

http://www.nami-records.co.jp/

ナミ・レコードco.,ltdへどうぞ。