音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

遊べない子

2010-08-17 21:14:43 | 子ども

ヒガンバナ科サフランモドキ サフランに似ているからといって、このかわいい花にこの名前。学名ゼフィランサスは西風の花と言う意味だそうです。

今日は、朝から7時まで児童会。
6時までだったのが、4月から7時までになって、延長のために親は一ヶ月につき1000円払えば、毎日子どもを7時まで預かってもらえます。
と言ってもお盆開けの今日はさすがに少なく、今日は6時からは子どもは三人。大人は担任が二人が残ります。今日は職員が休暇なので、交替で私がのこりました。 
初残業。
体力は限界ですが、嵐のような5時までに比べて、ゆっくり子どもの相手もできて、悪くない。

今日、行くと、新しい人が来ていました。「この職種は初めてなんです。」と挨拶されました。務めだして3年。新人が入っては辞めたり異動したり。気付くといつも後輩がいない状態。7月から来たおじいちゃんと、今度の人。続くといいな。

仲間に入りたいのに入れない、うまく遊べない子ども達が、何人もいます。家の中で子どもとしてのハンディを認められ、いつもゴマメ扱いしてもらえていた子ども達も、年齢の近い子ども達からは、容赦してもらえません。
負けそうになると怒ったり、泣いたり我慢できない子。自分だけの特別ルールを当ててもらいたい子ども。ルール自体理解できなくて、ルール違反を指摘されると、不当に扱われたと怒り出す子。

地域の子ども集団が消え、兄弟も少なくなり、人間関係が希薄になった今。
何事も極端に起きる気がします。
どんぐりの背比べが、一番競争が厳しい。
力関係か?じゃんけんか?
以外に第三の方法があるという発想もない気がします。
悩みは深いです。






ゆっくり音を聴きながら練習する

2010-08-16 21:39:48 | レクチャー、マスタークラス

さるすべりと書いて百日紅に、変換できるのは、この花が、古く中国から入ってきて、以来愛されてきた証しです。ヒャクジツコウは、中国の名前だそうです。それに、木肌が滑らかで、猿でさえ、滑ってのぼれない木「サルスベリ」と言う和名を当てたということです。元禄時代の園芸書に、もう載っているそうです。

「炎天の  地上花あり  百日紅」 高浜虚子(たかはまきょし)が詠んでいる句を見つけて、なるほど!と思ってしまいました。この花を見ると、「暑い夏だなぁ。」と言う気がします。

今日やっと、墓参りに行きました。飯盛山の霊園近くの古い村には、百日紅がたくさん咲いていました。

前回のレッスン以来、テレマンの2番を音の始まりと、終わりを、一音づつ聴きながら練習しています。
アレグロ、4分の4。4分音符、8分音符で動く曲なので、通常の倍以上のテンポになってしまいます。しかし、こうやってさらうと、自分の音が本当に良く聞こえます。

こういう練習していて、果たしてインテンポで吹いて、16分音符までこのやり方で再現できるものだろうか?と不安に思っていましたが、耳が慣れてくると、ゆっくりやったときほどではありませんが、早くしても確かに以前とは違う音質で演奏することができています。
ゆっくり自分の音を聴きながら練習する。意味が前はよくわかっていませんでしたが、先生が演奏してくださったのを聴いていて、まねるようにしてみると、なんとなく、方向性が見えてきたような気がします。まだ、この練習法を続けたいと思います。



今日も暑い夏

2010-08-13 20:42:26 | Weblog
キキョウ科の、イソトマ ローレンティア。オーストラリア原産の一年草です。
この変った名前、結構好きです。
調べたら、ギリシャ語の isos 等しい + tome 分割するという意味で、花冠烈片が5等分になっていることから・・・と書いてありましたが、花びらが均等になってるということらしいです。ローレンティアは、発見した学者の名前です。

今日の児童会は、2クラスで20人位。お昼の休憩の交替で90分だけ顔をだしました。
正門の横に、裸足の3年生男子。「どうしたの?」
「AとBが、あっちへ、行けって言っていれてくれへんねん。」
「そう、仲間はずれにされて嫌な気持ちだった?」
「うん。」
「私と一緒に行ける?」手を繋いで出勤しました。
ほとんど男の子ばかり。
やっぱり、部屋の中は、大騒ぎ。
暑い、暑い夏です。

今日は練習よくできました。音の出し方を変えたので、また、初心者に帰ったみたい。この吹き方を身体に叩き込むために、新しく覚えたやり方でゆっくりと、たどたどしくさらいなおし。

玉三郎のインタビューをNHKでやっていました。
「悪いと思って舞台に出てはいけない。けれど、良く出来たと思ったら終わり。」
「今日出ていたどんな役者よりも、ひどい役者だと思っていないといけない。」

「アコヤは、到達点ですか?」と聴かれて
「到達なんてことは、芸にはありません。通らなければならない大きな壁だと思います。」この役をしようと練習を始めてから、演ずるまでに30年かかったそうです。

はあ~、私などまだ足元にも寄れない。がんばろう。

お盆

2010-08-12 20:42:57 | 子ども
うちの庭のスダチの木が実をつけました。30cm位の小さな鉢植えなのに、初めて10個ほども出来て、豊作。

今年、初めて2個収穫しました。切って見ると、市販のより、実がしまって固い。おろしスダチうどんを夫が作ってくれました。香りが高くて固いけれど、汁がたくさんしぼれました。天の恵みに感謝。

お盆ですが、3時から児童会。30人位来ています。雨が降っていたので、体育館を借りました。行きたくない子ども達は、部屋で、アクリルの絵の具で、ステンドグラス風のシール作りをしました。透明のフィルム(原価をかけないために、ワイシャツを入れるビニール袋を先生たちみんなでかき集めました。)に、型紙を置いて、ソノ上から、キャラクターのふちを黒い絵の具で縁取り、乾いたら、いろんな透明の色絵の具で、塗っていきます。もう一度乾かすと、ペロンとめくれて、ガラスに貼ったり出来るシールができます。ポケモンのキャラや、クルマ、リラックマなどいろいろな型紙に混ざって、DS。これが男の子に一番人気。

いつもより人が少ないので、空間はゆったりしていますが、こんな時期に預けられる子ども達は、何か事情のある子どもが多いです。泣いたり、怒ったり。感情の起伏が大きいです。
少しでも、楽しい時間を過ごせるように、あれこれ工夫しています。

私達は子どもにしか関れませんが、お母さんやお父さん達がしんどい時、擦り切れてしまう前に、助けてもらえる機関が増えてきました。子どもを預かってもらったり、家事支援などもあります。市役所に連絡すれば、紹介してもらえます。
身体だけでなく、精神的に疲れても利用できます。

助けてもらうことは、恥ではありません。昔はみんな誰でも助け合っていました。
身内でもいいし、友達でもいいし、民間でも、公的機関でも、どこにでも、子どもや親達を助けてあげたいと思っている人がきっといます。いろんな人が関ったほうが、子どもにとってもいいはず。親が誰か他の人を信頼する姿は、そんなに悪いはずがありません。どうか、擦り切れてしまう前に助けを求めてください。そして、また元気で、明るい親になって子どもと接ししてください。

目的を持って練習する

2010-08-11 20:29:40 | レクチャー、マスタークラス
ルリマツリ(瑠璃茉莉)は、こう見えて、南アフリカ原産。熱帯植物です。花の形がジャスミン(茉莉花)に似ているからこの名前がついたそうですが、全く関係ないイソマツ科、香りもありません。生垣にされていました。清涼感があっていいものです。

梅田でレッスン。
エレルトの9番の演奏を聴いた後、「ソノリテの練習してたでしょ。聴いてたけれどね、練習に目的が感じられないよ。それに、この曲にソノリテを使わなきゃ。」
先生が来られる前に、ソノリテの跳躍の練習をしていましたら、外で聴いておられたらしいです。

「モイーズ先生が、言っておられたけれど、ソノリテだけをいくらやってもうまくならない。ソノリテは曲に使うんだよ。って」
「ゆっくり、ソノリテを使えているか良く自分の音を聴きながら、この曲を吹いてご覧。」
超ゆっくり吹いてみると、自分が一つ一つの音を本当に大切には吹いていないことがよくわかります。
スラーの最後の音、スタカートの始まり、抜ける時の音が、滑らかに減衰しているか?
「お化粧をしてても、中味が無いと。生きた音で吹かないと。もっと、良く聴くんだよ。ソノリテは、そのために使うのよ。自分の課題を克服するために、目的を持って使うんだよ。」

昨日から、大学の部活で一緒だったIさんが、福岡来ています。
昨夜連絡をもらって、夕方難波で会えました。
実家がこちらなので、年ごとに帰ってきてましたが、仕事があったりして、数年空きました。
「難波のロケット広場で、」というと、大学生だった当時、いつもの待ち合わせ場所でしたが、ロケットが無い!天窓の吹き抜けの広場には、Nanba Garallia Court という、紺の簡単な柱が立っているだけ…。
そんなに来てなかったかな。ロケット広場。
浦島太郎二人は、しばし、学生に帰って楽しい時を過ごしました。



言動は選べる

2010-08-10 20:24:45 | 子ども

ほとんど、道路や、家で埋まってしまったこの地域に、わずかに残った藪。そこに芹(セリ)が自生している場所があります。ここも、後数年でしょうか?

朝から児童会に行きました。門当番でしたが、挨拶しても返さない子どもが多いです。「雷聞いた?」と聞くと、「寝てたら、3回聞いた。」「あっちの山に落ちたん見た。煙でてた。」と、途端に生き生きと話し出します。
「怖かった?」と聞くと、「全然、びっくりしただけ。」「怖くなんか無いや!」「平気!」と、男の子も女の子も言います。「私は、びっくりしたし、怖かったわ。」と言うと、「ふん。」と言ったり、「そんなもん、怖いんか!」と言ったり。とにかく、会話をして、部屋に向かいます。これが、大事と、思います。

今朝は、雨。体育館も借りられず、50人近くが、2部屋にひしめいて、あちこちで、けんかが勃発。

「作ったおもちゃを壊された。」「カンチョウされた。」「アッカンベーされた。」
普段なら、ちょっとふざけただけですむことなのに、今日は、キレて大喧嘩に。
殴る、蹴るに発展するので、とにかく間に入って、怪我しないように身体を抱きとめたり押さえないといけません。
普通のけんかなら、両者の話を聴き、お互いに話すのを手伝うのですが、3年Aくんは押さえた横から、相手の子を蹴ろうとしたり、殴ろうとするばかりで、お話もできません。
「何がしたいの?切れたら、お話もできないし、お友達も離れてしまうよ。」と言ってもだめです。
倉庫になっている休養室に入ってもらい、育成の先生に話を聴いてもらいますが、収まりません。落ち着くまで、そこにいて良いことになりました。

Aくんは1時間くらいそこにいましたが、ちょっと出てきては、ロッカーの上に乗ったり、他の子とトラブルを起したり、どうも見ていると、構って欲しいらしい。
もう一度、休養室にAくんを帰して「切れてるAくんとは先生は話しません。落ち着いたら話を聴くからね。」
そういって、他の仕事をしていると、Aくんは5分も立たないうちに出てきました。すると、それをみつけてすぐに相手の子が「ごめんなさい。」と謝り来ました。
「いいよ。僕もごめんなさい。」

「あいつ、今度やったらぼこぼこにして、殺してやるよ。」しかし、Aくんは、コソッと私にささやきました。

Aくんは、過酷な家庭環境でギリギリのところを生きています。
「人を信じられないんだね。でも、仕返ししたり、暴力を奮ったら、Aくんがどんどん大変になるんだよ。」
環境を変えることはできなくても、彼は自分の人生を生きていかなくてはなりません。自分の言動を、自分でコントロールすること、切れないでいることは可能だということを、彼に伝えて行くことが、そばにいる私達の責任だと思います。


フェルデンクライス京都

2010-08-09 21:06:05 | レクチャー、マスタークラス

ハナシノブ科の宿根フロックス。品種が300種位あって、これはバニキュラータ系のフジヤマと言う名前だそうです。おしろいの様な香りがするので、オイランソウともいうそうですが、北アメリカ原産。

昨日は、フェルデンクライスを受講しに行ってきました。
フランク・ワイルドマン博士や、クリス・ランバートさんが来日されていて、指導者養成コースのデモンストレーションで、メソッドを受ける役割をしました。

例によって、ワークの前に、フルートを演奏。ホフマンの舟歌を演奏しました。それからワーク。Iさんと言う女性が私の担当。

座って、膝を押すか押さないか?と言うくらいかすかに押されると、右を押されると、左の坐骨が、左を押されると右の坐骨が意識されます。
仰向けに寝て、片足ずつIさんの手に預けて、足をお腹までまげて伸ばして、この時は、左足はゆったりと預けられるのに、右足は力が入って、自分で、次にこう動くだろうと思う方に先にうごかしてしまうのがわかりました。

両膝を立てて、坐骨を床に押し付けるように、動かしたり戻したり。すると、骨盤全体が動き、それとともに、自然に呼吸をしている自分がいました。

膝の下と、かかとの下に、円筒形のウレタンのチューブを入れて同じ動きをしますと、もっと、呼吸が深くなりました。

頭の方に回って、両肩に手を乗せてもらって、その手を息を吐くときに押し返すようにしたり、同じように、肋骨、丹田に置いた手を吐きながら押し返したり、吸いながら押し返したりを繰り返しました。

初めに、「何か身体で困っていることがありますか?」と聞かれたので、「フルートを演奏する時に舌と呼吸と体の連携がうまく取れない気がします。」と言ったからか、呼吸を中心にされたような気がします。

他に、下あごに手をあてて、あごを開けたり、閉めたりをしましたが、「力を抜いて、」と言われても、なかなか力が抜けませんでした。
1時間のワークの後、またフルートを吹きましたが、音が伸びるし、フルートが軽い。

帰ってから、吹いたら、あごが軽い。唇のテンションが全く違います。
こんなに楽に吹いていいのかな?と言う感じです。
タンギングの切れもいいです。

Iさんが、骨格標本を示しながら、「あごの骨は繋がっていない。骨だけだと、あごは下がっているでしょ。筋肉に2tくらいの負担がかかっているんです。ときどきこれっをやるといいですよ。」と教えてくれました。
あごを手で下げるのと、耳の前のあご関節に手を当ててあごを動かす。というのです。

腹から吹く、あごのテンションをゆるめる。ということは、フルートを吹き始めてからずっと、いろんな先生から言われてきましたが、それが、身体を通してどういうことなのか?と言うことがわかりませんでしたが、今回その体験を実感したと言う感じです。今日も、調子がいいです。



大切な空気

2010-08-06 20:40:54 | 子ども

今日は、一日児童会でした。
今日は8月6日。8時15分に教育委員会の前を通ると、マイクを通して鎮魂の鐘がなりました。18時過ぎの、帰りは、うろこ雲と、入道雲の夏空。

おやつの時間に指導員の先生が、子ども達に原爆の絵本を読みました。
親子3人で、朝食をとっている最中に原爆にあった少女の話です。
炎に包まれた広島を3人で逃げ回る本当にあった話です。怖い話ですが、子ども達は一生懸命聞いていました。

「戦争って何で起きると思う?」
「隣の人のことを考えないからだよ。」
お昼寝の時、眠っている友達の隣で、大声を出したり、どんどん歩き回る子にA先生が言いました。
その子はキョトンとして、止まりました。


私たちは、大統領や総理大臣を動かすことはできないけれど、影響はあたえることはできます。

影響と言うのは、空気。

空気は、自分を大切にし、自分と同じように、家の人を大切にし、隣の人を大切にし、他の国の人を大切にする。そんな風に作ることができます。

それは、やっぱり大変なことで、今日もやっぱり失敗の山だけれど・・。
大切な空気。子ども達に渡したいです。


コワい文化祭本番

2010-08-05 21:45:27 | Weblog
コマツナギは。この辺の里山に入ると、大量に自生しています。細い蔓、マメ科の植物です。細い蔓の茎なのに馬を繋いでも抜けないから、この名がついたとか、馬が大好きで繋がなくても、そばを離れなかったからとか、諸説あるそうです。

今日はコワい文化祭本番。
いつもは一緒にしないジャンルの人たちと、一緒で刺激的でした。
ピアノを移動してもらったり、反響を考えて、後ろの幕を開いてもらったり、私達も、自分のことを知ってもらわないといけないので、説明したり。交渉したり。

注文の多い料理店の扮装を手伝ったり・・・Iさんは、私たちの演奏の後、ナレーターからドアーに変身したんです。

血のりをつけて、踊っている人たちがいたり、メイクしているおじさんがいたり。

驚いたのは、子ども達。急に頼まれて、役者をしたそうですが、プログラムの間を繋ぐので、一日出たり入ったりでしたが、なかなか名演技。楽屋裏で時計を見ながら「後1分。」とか言いながら、待っていたり、終わると、ちゃんと「お疲れ様でした。」と言ってくれたり。

ちゃんと役割を任せるとしっかりするのかな?大人顔負けでした。
それぞれ自分の場でやっているけれど、一時みんなで力を合わせて、一つの舞台を作るのも、いいものだと思いました。
私達も一部を担えて、よかったです。ああ、おもしろかった。




前日練習

2010-08-04 20:37:28 | 音楽

この変った植物は、ベロペロネ、コエビソウと言うそうです。メキシコ原産。
ギリシャ語で、ベロス(帯)ペロネ(矢)が合わさった名前だそうです。矢に見えるかな?コエビの方がやっぱりらしいと思うのは、日本人だから?
赤いところは花ではなく、白いところだけが花だそうです。どんなに検索しても出てこなかったのですが、「変った花」と入れたら出てきました。

昼から公民館の音楽室で練習。いつも混んでいて滅多に取れないのですが、たまたま空きがあって3時15分から6時までとれました。

ピアノのTさん、役者のIさんと、川遊びの一日を合わせます。
全体の設定をIさんに聞いたら、前後のストーリーを合わせて、何行かの文章をその場で作り変え。自分でやろうと思いましたが、Iさんが引き受けてくれ、練習している間にささっと作ってくれました。ええっ前日?!と言う変更にも、Tさんも、Iさんも文句も言わず、付き合ってくれ・・・。というか、以前からのつきあいなので、私の計画だから、どうせこんなことではないか?と予想済み?!

まあ、明日は楽しんでやりましょう。