旧宅には南天が、植えてあります。16年前にこの家を買った時、南天ごとついてきました。
「難を転じる」と好まれているそうです。いつも初詣に行く海住山寺は、南天がたくさん植えてあり、「南天寺」とも呼ばれています。
冬になると、赤い実が目立ちます。子育てサロンの後、Tさんが名前を教えてくれました。
南天
千両 万両
ピラカンサ クロガネモチ
千両、万両のほかに、百両、十両、一両があります。
千両はセンリョウ科、万両、百両、十両、はヤブコウジ科、一両はアカネ科。
ピラカンサはバラ科、クロガネモチは、モチノキ科。
こうなったら、一両、十両、百両も集めたい。
イベリス・センパビレンスは、アブラナ科、和名を常盤ナズナというそうです。
先週11日に行ったジャン・フェランディスのコンサートが、頭を離れません。
美しい音、テクニックのせいではありません。
音楽を演奏するということが、こんなに自由で楽しいものだということを、フェランディスの演奏が物語っていたから。
何度か彼のコンサートに行っていますが、自由に駆け回る演奏のおかげで、ピアノとあわすのが大変。
フライングがあったり、途中でやめて初めから吹きなおしたり、今回もやっぱり、バッハの一部がピアノと合わず、アンコールでもう一回やり直し。
コンクールでやったら、絶対に通らない。
でも、おもしろい!
テクニックが無いのではなくて、それ以上に音楽にする。ということが、彼には重要なのだということが、伝わってくる気がします。
バッハは、特に、おもしろい。
コンサート終了後、Kさんと、ロビーでフェランディスを待ち、感動したことを伝えました。Kさんが、個人レッスンを申し込んだら、16日東京11時以降ならOK。とのこと、「君も?」と言われたときには「お願いします!」と言いたかったけれど、そこまでできない主婦業・・・惜しかったなぁ。
あれから、バッハを一人、フェランディスを真似て練習。
大丈夫、耳に残っている、目に残っている。
今日午前中は、ピアノのSさんと、明日の音楽であそぼう!の打合せ。
フォーレの「夢のあとに」を練習。お茶して、お菓子食べながら話したり。久しぶりにゆっくりしました。
午後3時半には、ピアノのKさんが「地域の老人会で、一緒に演奏しない。」とやってきて、もちろんOK。
聞くと、11月・・・ずいぶん先。年間行事予定を立てないといけないそうです。
kさんのリードで、いつもは童謡や唱歌を歌っているそうです。
秋の曲を何曲か演奏して、あれこれまだペンディング。
「じゃあ、このへんで。」と帰ろうとするKさんを引き留めて、「もう帰るの?合わせない?」「おっ!やろう、やろう!」と、ローエングリンを出すと、腕まくりして弾いてくれました。
声楽家でもあるKさんが弾くとなんでも「オペラになる!」もちろん、オペラの変奏曲なので、ばっちり!
忙しい人なので、残念ながら一曲で終わりかと思ったら「他には?」
やったばかりの「オベロン」を出したら、譜読みもまだ確かでは無いですが、それでもまた、圧巻のオペラ。ドラマテッィク!呼吸が深い!
結局、ドゥメルスマンの曲集を初見の曲もほとんど片っ端から演奏し、「アー、楽しかった!すっきりしたぁ。夕飯つくらないとあかんやんなぁ。」と、とっぷり日が暮れるまであそんでから、帰って行きました。
しかし、それでも、足りない。みんなが帰ってから、フェランディスが演奏していたバッハのソナタがよかった。あんなふうに演奏したくて、イメージしながら吹いてみました。とっても気持ちいい!
音楽が楽しい。もっと、音楽を。
同じ体格、同じ能力、同じえさを与えたねずみに、60回同じようなストレスを与えると、一方のグループは、生き残り続け、一方のグループは、すぐに動けなくなります。この二つのグループのねずみは何が違うのか?
あるいは、二つの行き来できる箱の中央に電気ショックを与える仕切りをし、片方の箱にのみを入れます。しばらくして、仕切りを取り除きます。
同じ条件で育ったのみなのに、あるのみは、仕切りがなくなったにもかかわらず一方の箱にとどまり続け、動かない。しかし、あるのみは自由に行き来します。
動かないのみを、安全な一方の箱に移動させても戻ってしまいます。
この違いは何によるものか?
同じような身体、能力、教育、育ち方をしても試練が与えられた時、ある人はあきらめ、ある人は突破します。
それは何によるのか?
体験や経験に積極的に向き合い、行うかどうか?で、同じ体験をしてもその意味は違ってきます。
同じ教育を受けて、その時結果を出せても、学び方が、能動的であるか、受動的であるかで、その意味は全く違ってくるということです。
同じテストの結果を出していても、学び方によって、その意味は全く違う。
痛みやストレスが、何によるものか科学的に見れていれば、仕切りがなくなった時、行き来できるはず。
能力を伸ばしたかったら、あるいは、ただ生き残りたかったら、学び方を学ぶ必要があります。
大人の頭で、判断し、過去の自分の体験で分析しても、学びは起きない。
新しい経験を自分に保障し、その体験を味わうと決めなくては。
12月上旬に植えたクロッカスに芽が出てきました。芽が出て一週間。ゆっくりゆっくり成長中です。
今日は、朝、ボーンズレッスンを受講。午後梅田で、フルートのKさんに会い、メゾソプラノのMさんを紹介してもらい、三人でランチ。次にS先生のレッスン。部屋を借りて、Kさんとデュオを初見大会1時間。一緒に移動して7時からフェニックスホールで、ジャン・フェランディスのコンサート。一週間分のスケジュールがこの一日に詰まった感じです。
あんまりあれこれあったので、頭がまだ整理されていない。報告はまた後日。
9日にドゥメルスマンの「オベロン」幻想曲を、演奏しました。
その日、午前中のリハは、散々。
昼食後、ピアノのSさんとこもって、最後のあがき打合せ。
あれだけ、細かい音がたくさん入っていると、ピアノの伴奏も大変。
ちょっとしたニュアンスの違いが大事故に。
本番、自分としては、細かい音符がいくつか飛んだことと、ピアノと呼吸が数箇所合わなかったことはありましたが、落ち着いて演奏できた。
演奏後、S先生も、「Rさんの若い頃を、彷彿とさせる演奏だったよ。」って、あの巨匠?!まさか。
ちょっと、身びいきがすぎるんじゃないかな?
話半分としても、うれしい。
ピアノのSさんには言いたい放題。しかし、よく付き合ってくれました。
いろいろ、まだ課題はありますが、少し自信がついた気がした演奏会でした。
次は、ローエングリン、がんばるぞ!
パンダのパペット。お腹に穴が開いていて中に手を突っ込んで動かします。動かすとそっくり、でも、写真で見るとやっぱりぜんぜん違う・・・本物だったらうれしいと言う気持ちが本物にみせたのかも。母の子パンダを見ると、みんな顔が和みます。
ところで、プロムスコンサートのBS放映を見ていたら、ピアノのランランがリストを演奏していました。素晴らしい!テクニック、音楽性、表情。とにかく楽しい!人懐っこい。
どこかで見た懐かしい顔だなぁ。と記憶をたどっていたら、宮崎アニメの「パンダコパンダ」のパンダそっくり。・・・失礼かしら?誰からも愛される素晴らしい相似だとおもうのですが。パンダつながり。お粗末さまっ!
今朝は子育てサロン今年初日。
とっても寒い朝でしたが、20人ほどの親子がやってきてくれました。
なぜか、女の子が多い。男の子は0歳児が二人だけ。
いつもは、男の子が多いのですが、不思議です。
最近童謡を知らない世代が生まれていると聞いて、今月からすこしずつ童謡を歌おうと言うことになりました。
一月一日「年の初めのためしとて・・」と、雪「ゆきやこんこ」それから、ぺィチカ。
私たちはみんな耳にした事のある曲ですが、お母さんたちに聴いたら、雪以外は知らないそうです。
歌詞を渡して、なんとか歌ってもらいましたが、なかなか難しいみたい。
しばらくこの試みは続けることになりました。
しかし、私のつたないピアノで、情けない演奏なのですが…構わないと言ってくれるので。もちろん、弾いたら歌えないので、Yさん初め、スタッフのみんなが歌ってくれるのです。本当に気の長い、寛容なスタッフのみんなに感謝。来月も、練習しなくちゃ。
スタッフ随時募集中。個人的に特にピアノの弾けるスタッフ募集中!
この飼い猫のように、緊張感無く寝そべっているのは、スマトラトラです。
インドネシアのスマトラ島にしか生息していないそうです。
毛皮が高く売れたせいで絶滅危惧種。もう世界中探しても、数頭しか残っていないそうです。
今日は、生徒さんと初レッスン。
暮れからまたいだ課題は、替え指による運指。
替え指をどんどん使うことを、普通は進めません。
モイーズは「替え指は、音楽のために使いなさい。決して指のために使ってはいけない。」と言っていたそうです。
このように言うと、大抵の人は、極力使わないようにしてしまいます。
しかし、モイーズは、音楽のために使いなさい。と言っているのであって、使ってはいけないと言っているのではないのです。
音楽のためには、むしろ積極的に使った方が良い場所がある。と言うことを、忘れてはいけません。
替え指は、大体、少し、低かったり、高かったりするのですが、場合によっては少し高めの音や、低めの音の方が、音楽が生き生きと聴けるところがあります。
例えば、♭シラ♭シラと吹くようなとき、より音の差がはっきり出た方がおもしろいので、少し高めの音がでる♭シの替え指を使うと音の差がでやすい。
とか、上昇音では、少し高目、下降音では少し低目。
などなど。
ゴールウェイは、マスタークラスで「ちょっと、ちょっと」とレッスン生を呼んで、聴講生たちに背を向けて、こっそり?替え指を伝授したりしていたし、ラリューは、どんなフルーティストも追いつけないくらい指が回り、音もきれいですが、替え指をいろんなところで使っていて、こんな指は使えないか?これはどうか?と、日々考えているようでした。
天才は、枠にとらわれていないで、興味深くいろんな実験をして、楽器のあらゆる可能性を引き出してしまいます。
天才にはなかなかなれませんが、天才に倣って、いろいろ工夫してみるともっと、音楽を楽しめること間違いない!
やっぱり、パンダ。ダラーンと寝ている姿もたまらない。
タクシーの運転手さんも、パンダがいるから冬も白浜に人が来てくれる。と言ってらした。わかる気がする。
今日はピアノのSさんと今年初の合わせ。
昨年も、今年もお世話になります。
9日にあるS先生の発表会は、例によって私の中では難曲チャレンジ演奏会。
ドゥメルスマンのグランドファンタジー「オベロン」にチャレンジです。
ドゥメルスマンはフルートの名手だったらしい。ベーム式の運指が楽になったフルートが出ても、先生のトゥルーにならって、旧式の大変なフルートを吹き続けていたらしいです。
しかも、軽々と。
33歳の若さでなくなるまでに書いた曲は、どれもこれも、これでもかと言うほど上がったり、下がったりスケールだったり、クロマティックだったり難曲ぞろいです。
年をとってくると、しっとりと歌う曲を書いたりしてくるものですが、ドゥメルスマンにはその時間は訪れなかった。
元気で、溌剌としてて、華やか。
大変ですが、疲れているひまはありません。
なんとか、形になってきましたが、録音して聞いて見ると、ところどころあやしいところが。
本番まであわせはできないですが、あきらめないで、練習しよう!
アデリーペンギンの後姿。なんとも言えない哀愁でしょ。
ふるさとをおもいだしているのかしら?
ジュール・ドゥメルスマン(1833-66年 オランダ・ホンドスコーテ生れ)作曲 演奏会用グランドファンタジー 歌劇「オベロン」による op.52 は、1826年に ウェーバーにより作曲されたオペラの主題による変奏曲です。
オベロンは、シェークスピアの「真夏の夜の夢」にも出てくる妖精王の名前です。
妖精女王で妻のタイターニアと男女のどちらが心変わりしやすいで、口げんかになり、「どんな障害にも、心変わりしない恋人たち」が出てくるまで仲直りしないと誓います。
世界中探した中で、選ばれた二人に過酷な運命が与えられます。
ヒュオン公爵と、アラビアの太守娘レツィアが恋仲になり、従者のシェラスミンとアラビアの女奴隷ファティマも恋に落ち、4人でアラビアから、フランスを目指します。
しかし、難破、レツィアが海賊船に捕らえられ、誘惑されたり、火あぶり寸前の目にあいながらも、二人は愛を貫き、ついに、オベロンと、タイターニアが現れ、二人を救い、二人の愛のおかげで、ようやく仲直りできたと、大団円を迎えます。
このファンタジーでは、人魚の歌(第2幕 終曲)
そしてお聞き下さい。人魚たちの不思議な歌がなだめられ静かになった海から聞こえます。
と、(第3幕) ファティマの歌
おお、アラビアよ。愛するアラビアよ。私の、私の生まれ故郷よ。
のテーマによる歌の変奏が、フルートの名手であったドゥメルスマンらしい、華やかで繊細な、超絶技巧で展開します。
彼は33歳の若さで亡くなりましたが、フレンチフルートの伝統が、ドヴィエンヌ、トゥルー、その弟子、タファネル、ゴーベールと確かに続いていきます。
あけまして、おめでとうございます。
旧年中はブログを読んでくださりありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
1日、2日は、両親を伴って白浜へ。
長男は仕事、次男は友達、夫は千葉の義父のところへ、2日から3日にかけて行くので、私は家で過ごそうと思っていたら、夫が両親へ旅行をプレゼントするから、一緒に行っといでと白浜の白浜御苑へ。なんで白浜かと言うと、温泉がある旅館で、2週間前に予約しようとすると、そこしか探せなかった。
認知症が始まっている82歳の父を連れて行くのは珍道中。
トイレは近いし、ほっとくと尿漏れ。バスで止まるたびにトイレに走ります。
宿での入浴、「ついてこんでも良い。もうわかったから良い。」と手助けを拒みます。
増設、増設で複雑なつくりになっていた旅館では、大浴場から帰れなくなって、母と私は大慌て。男湯には入れないし。こういうとき困ります。
無事見つけたときにはすっかり湯冷め。一緒に住んでいないので、こういう進行具合がよくわかっていない私が、父の言葉を鵜呑みにして迎えに行かなかったのが原因です。
連れてきたことをちょっと後悔しだした私も、夕食のクエ鍋+バイキングの充実した内容に、気分上昇。
イタリアン、中華、和食。お寿司、おつくりのバイキング。チョコフォンデュや、アイス。さすが海のそばならではの、充実した魚介類に、三人で良い時間を過ごしました。
一泊だし、大変だろうから、温泉でゆっくりしたらいいと思っていた私とは裏腹に母は、「アドベンチャーワールドに行きたい。」と言い出し。
大丈夫かな?と思いつつ、タクシーを予約。
お天気は少し悪かったけれど、見事なアザラシやいるかのショーに、父が手を叩いて大笑いしたり、母がパンダを実は大好きだったということを発見。
角々にスタッフがパンダを抱いてたっているので、近づいてみるとパンダのパペット。本当のパンダの赤ちゃんのように見えて、父はすっかり本物だと思い込んで、なでたり、よしよしして、後で、ぬいぐるみと聞いて「え!」とビックリ仰天。
母はよろこんで、パペットを買い、他にも、パンダカレンダーや、クッキーを買い込みました。
誰かを喜ばせたいという思いで、はじめる一年の始まりは、なかなかいいもんです。
今日は、さっき夫が帰ってきて、両親の旅行中の様子を伝えました。
夫の父、夫の弟家族も元気だそうです。
幸せは、何気ないところにあります。
オールOKとは行きませんが、平穏なお正月を迎えられたことを感謝したいと思います。
皆さんの幸福もお祈りしています。