音楽の喜び フルートとともに

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足を測ろう

2014-04-16 23:05:30 | Weblog

椿の菱唐糸。均整の取れたこの形。宇宙の摂理。本当に感動的です。

靴を買おうと思って、靴屋さんで足を測ってもらいました。
以前測ってもらったら、長さが23.5センチ、ワイズがDとでました。
以来、靴は23、5センチを買っていましたが、どうも痛い。

で、3Dで測れるその機械で、測ってみたらワイズと長さだけでなく、甲の高さ、床からくるぶしまでの高さ、踵の幅、踵の傾斜角度、第一趾側角度・・・親指が内側にどれだけ傾斜しているか?
が測れるのです。

結果、私の足は、24cm、ワイズEの靴が合うそうです。
細かく見れば、長さは同世代の女性の平均よりやや長め、足回り、かかと幅、かかと傾斜はほぼ平均。
アーチの高さがやや低く、甲の高さはだいぶ低い。
親指は、左側が、随分内側に向いています。両方とも外反母趾とは反対。

これを見て驚いたのは、足の長さが思ったより長かったこと。

そして本当に驚いたのは、ワイズがEというと、人より随分小さいと今まで思っていたのだけれど、数値を見れば、ほぼ平均値だったということです。

ワイズの平均はE。
現在日本の靴屋さんは、3Eの靴しか置いていない店が大半です。
2Eですら、少数派。
ところが、Eが平均ということはほとんどの人が足に合わない靴を買っているということです。

今まで、私の足が特別だから、合わないと思っていたのですが、実はそうではない。

これはどういうことを意味しているのでしょう?

今履いている靴が合わないという時、人は、次は今より大きな靴を選びます。
合わないには、二つあって、足が、靴より大きい時と小さい時。
大きな時には、次の選択肢はあたっています。

問題は小さな時。
靴よりも足の幅が小さいと、足は靴の中を滑り、靴の前の方によってしまいます。そのため
足の先が直接靴のつま先部分の側面にあたり、靴は小さく感じます。
すると、指先が痛いからと、大きな靴を選ぶと、靴はもっと合わなくなってしまいます。

調べたわけではないですが、この消費行動。
平均Eの日本女性の多くが、足の指が痛いと幅広の靴を選ぶ。結果、Eが多くつく靴が、どんどん生産され、ますます、足に合わない靴を履く、女性が増え続けている。と考えられるんじゃないかしら?

これは、消費者だけの問題かな?
売り手がちゃんとした靴選びができるような、情報提供を怠っているということも言えるのではないかな?

実際、せっかく測ってもらったのに、その店にも2Eと、3Eの靴しか売っていなくて、靴を買うことはできませんでした。

おそらく、既製品の生産ラインに2Eと3Eの大きさの型しか用意してなくて、売れないとか、規定外の靴をつくるとコストがかかるとか、そんなことじゃないかな。

しかし、多くの消費者がもっと情報をもっていたら、もう少し足に合う靴を買うことができるのに。

みなさん、ぜひ、足を測ってもっと足にあった靴をと、靴屋さんに要求しましょう。







希望のカラオケ

2014-04-15 21:52:25 | 介助

乙女椿、今満開です。実家に行ったら、「花屋さんに行ったら、きれいだったから。」と母。切花でも、美しい。


土日連日のコンサートで、自覚はないけれど、さすがにつかれていたのか、月曜日はよく寝ました。開けて、今日、父の認知症を診てもらう日です。
朝7時半に出て山手に両親を迎えに行き、関西医大へ。
採血をしておいて、精神科へ。
採血は、泌尿器の方ですが、並んでいると、持っている呼び出しブザーがなりました。精神科の順番が来たので、精神科に行かなくてはなりません。しかし、30人待ちの採血の順番も気になり、父を母に任せて、精神科の受付に行きました。
「こちらに先に来てください。」と、受付の女性。
仕方たないので、携帯で母を呼びだしました。

すぐ、と言われましたが、やはり、40分ほど待ち順番が来ました。
父と話したあと、「ご家族の方から見たら、何かあるかもしれないので、お伺いしますね。」と先生は父に言います。
「デイサービスに行っている間は、いろんなことをさせていただいているみたいなのですが、家にいるとなかなか動かないんです。」
「散歩や買い物に誘っても、『行かない』って動こうとしないんです。この前も駅まで行く間に息切れしてしまって」というと、先生は、
「ご家族は、難しいですね。デイサービスを続けてください。」
それから、父の方をしっかり見て「散歩と運動はして下さい。そうでないと寝たきりになったりしますよ。」と言いました。
父は「はい。」と照れくさそうに笑いながらうなづいていました。

さて、診療を終えて私の家に二人を連れて帰りました。
そこで、タブレット型端末で、youtubeを出して、カラオケの「北国の春」や、「影をしたいて」などを出して父に歌ってもらっていたら、母が「しっかり、歌ってるわ。」
「今の歌なんていうの?」と聞いて、今度は歌える歌をメモに取り出しました。
「こんなに歌えるんだったら、こんど老人会のカラオケクラブに、連れて行くわ。」
父は歌える歌の題名を忘れていたり、歌えないのに、題名だけ覚えているものなどがあるので、集まりに行っても、自分では歌をリクエストできないのです。
母はカラオケに疎くて、「嫌い。」と昔から言っているので、全く今までは興味を示さなかったのですが、病院に行って、運動や、刺激が大事と聞いて、危機感を感じたようです。

父の意欲が湧くもので、体や心を動かすことが一番。
母が本気になりだしました。

何曲も、歌える歌を探して歌ったあと、思いついて、母の好きそうな歌を入れました。

「鐘の鳴る丘」母が小学生の時に、学校から見に行ったと何度も聞かされていたのです。
音楽が始まると、驚いたことに初めて母が歌いだしました。

「とんがりボウシの時計台…鐘がなりますキンコンカン。」
父も、ところどころ声を合わせます。
おもしろいなぁ。母はカラオケというと、演歌と思い込んでいたらしいですが、「こんな曲もあるの?」とおどろいています。
「こんなのもあるよ。」と「みかんの花咲く頃」を入れてみると、母も入って大合唱になりました。
「これ、どこで買ったんや。わしもこれ買うわ。」
「夏はきぬ」「ふるさと」「花」を、二人で立て続けに歌い上機嫌。

「これ、貸してあげるから、使い方覚えて」
と、母に端末を渡して、ボタンと、検索の仕方を教えました。

ちょっと心もとないけれど、母は熱心に操作を覚えていました。
そうそう、山手には長男もいるから、なんとかなるでしょう。
やっぱり、音楽が私たち家族を救ってくれそうです。


とっておきの音楽祭inひらかた

2014-04-14 23:30:45 | コンサート

日曜日、とっておきの音楽祭in枚方が開催されました。

朝、9時に、私の家に集合し、リハーサル。
3曲を一回ずつ演奏して、愛の夢を初めて4人で合わせます。
一番の心配でしたが、なんとか、うまくいきました。
枚方市駅の方に、電車で移動。
スタバに行くと、とっておきの音響スタッフがちょうどやってきました。
重たそうな機材を抱えて男性二人と、女性一人。
「おはようございます。11時からのエアータンジェです。」「よろしくおねがいします。」
「マイクとかいりますか?」
「ちょっと吹いてから決めていいですか?」
少し吹いてみたら、スターバックスは、2階で吹き抜けになっていて、コンクリートの建物なので、響ます。
これなら、マイクなしでも大丈夫。
「マイクなしでいきますね。」
「MCはどうされますか?」
「MCだけ、マイクお願いします。あと4人で吹くので、その場所だけ開けてもらってもいいですか?」と、
お願いしました。スタバの方も、「何か必要であれば言ってくださいね。」と暖かく迎えてくださり、このお祭りの町ぐるみの音楽祭のパワーがジンジン伝わってきます。

開始時間の11時まで待っていると、続々と人が増えてきました。
「来たよ!」と、「あれ?来てくれたの。」ご近所のMさん。本当にありがたい、勇気をもらえます。

さて、始まってみると、1番目のMさん、スーツ姿で決めてもらいましたが、音合わせをした時に手が震えておられました。銀行畑のサラリーマンで人前で演奏する機会はそうないそうなので、緊張するのは当たり前。
それでも、二人でタイスの瞑想曲をなんとか吹き終え、お客様の暖かい拍手をいただきました。

2番目は、E・Sさん。大きな古時計です。面白い編曲ですが、トリルがあったり、結構難しい。
フルートを初めてまだ4年目。
ですが、よく練習されていて気になる場所もクリア。さすが、度胸もあります。

3番目はS・Sさん・アルルの女のメヌエット、フルート伴奏編。
病気を得るなど、いろいろあって練習時間があまりありませんでしたが、最後はふんばってレベルアップ。難しい曲を、仕上げました。

そして、最後の愛の夢。本当に心配だった音程は、合っていました。思ってもいないところで、1STが1小節増えてしまいましたが、みんなで、うまく1小節増やして回復。
最後は全員で揃って終わりました。みんながんばった!

いつの間にか、お客さんは立ち見にまでなっていましたが、本当に暖かく見守って下さり、幸せでした。

さて、次は、20分後サンプラザ3号館前で、Kさんと私の路上ライブ。
寒い。
行ってみると、Sくんと、Kさんの出番でした。
Sくんは小学生の頃からKさんのところに来ていて、今年18歳。作業所で働いています。
いい青年になりました。ポップスを歌ってくれました。最後は花を持って「花は咲く」を歌ってくれました。いい声です。

さて、私とKさんとの演奏。マイクを通したフルートの音と、キーボードの音を合わせます。
これは、経験が少ないのでドキドキです。
マイクを通したら、細かな息遣いなどいろんなことが、拡声されてごまかせません。
演奏の途中に、ガラガラとカートが通ったり、風が吹いて、Kさんの譜面が飛んで、伴奏が途絶えたり。寒くて指が回りにくかったり。
ハプニング続出でしたが、逆に燃えて、盛り上がりすぎ、カルメンの、最後を、いつもより一小節多くサービス。「いつもより、長く回っております!」ってか。

演奏し終わって見ると、大拍手。
「へーい!」なんて、路上ライブならではの掛け声も頂いて、ちょっとクセになりそうな予感です。


ユーモレスク

2014-04-12 00:21:56 | 名曲

これ、全部一株の中に咲いているフォーエバー社のミニバラ。ピンクモンテローザです。
表情が全然違います。
フォーエバー社はコペンハーゲンの会社で、今までのミニバラのイメージを変える大輪系のバラを作り出しました。

昨年ホノラを買ったら、安くて、強い。お店でモンテローザを見たらついつい買ってしまいました。



ドボルザークの私たちがよく知っていて「ユーモレスク」というだけで、「ああ、あの曲。」というのは、1894年ピアノのために作曲された小曲集の第7曲ですが、本当は、その曲集のタイトルがユーモレスクで、ユーモレスクは第7曲のpoco lento gratioso のその曲集の中の他の7曲もユーモレスクという名前です。

ユーモレスクは奇想曲と、同じ意味で自由で形にとらわれない様式の曲です。

第7曲は、とても曲集がでるやいなや、大人気になり、クライスラーによって、ヴァイオリン曲に編曲されたりもしました。





銭湯

2014-04-10 23:23:04 | 介助

実家の庭に、無作為に出てくる花韮(はなにら)。
葉がニラに似ていて、ちぎるとニラの匂いがするからだそうです。和名もいいけど。英名も、好き。supring star flower 


春になったと思った途端、気温が下がってしまいました。
夜になって、父の介護で、お疲れ気味の母を誘って、近所のスーパー銭湯に行きました。
父はお留守番。「いっといで。」と笑っていました。
夜は早く寝るので、少しほっておいても大丈夫。

お風呂屋さんは久しぶり。
「肩が凝って、体が固まってこまるから、そのうち連れて行って。」と母に頼まれてから、いろいろあって数ヶ月経ってしまいました。

二人だけで行くのは初めてかも。
身体を洗って、お風呂に入ろうとする母に「電気風呂はだめだよね。」というと、「え?なんで?」
「ステント入ってるでしょ、ここに。」心臓を指差していうと、
「おお、忘れてた。感電死するとこだった。」

危ない、危ない。父と11歳離れているので、つい若く思ってしまいますが、母ももう73歳。
気をつけてないといけないんだ。と改めて思いました。






とっておきの音楽祭最後のピアノ合わせ

2014-04-09 22:57:44 | 音楽

ピアノのKさんと最後の合わせ。電子ピアノで外で演奏しますが、日曜は雨らしいです。雨天決行。「雨で楽器が濡れたら困るなぁ。」と言ったらKさんが、「大丈夫、テントがあるから。」

しかし、お客さん来るのかな?
13日(日)とっておきの音楽祭
11時~ スターバックス枚方市駅北口店で、3人の生徒さんたちとデュオを3曲。

Mさんとタイスの瞑想曲、E・Sさんと大きな古時計、S・Sさんとアルルの女の間奏曲を演奏します。私は全てセカンドを吹きます。
最後に一曲「愛の夢」は全員で。
タイスと、愛の夢の編曲は私の製作です。

同日12時10分~ サンプラザ3号館前、ここが路上ライブ!!
ピアノのKさんと私の演奏で、
メンデルスゾーンの愛の夢、ドボルザークのユーモレスク、クライスラーの美しきロスマリン、ボルヌのカルメン幻想曲から、ハバネラとジプシーの踊り。 

入場もちろん無料。ぜひ賑やかしにおいでください。

路上は初めて、周りが車の音や、電車の音がするので、ピアノには、アンプをつけ、私はフルートはマイクを通します。
「マイクを通すから、音量合わせをしないといけないね。」と言うとKさんが、マイクを出してきました。さすが、いろいろなところでやっているだけあって、いろいろ持っています。それもかなりいいマイクらしいです。

マイクを通すといつもの生音と違って聞こえるので、それに備えないと、やはり耳から聞いた音でいろいろ判断しながら吹くので、思ったような演奏ができているのか?確認がむずかしいのです。

練習したあとは、やっぱりお茶とお菓子。
夫が出張したついでに、近江八幡の「たねや」さんで買ってきてくれた大福。
今の一番人気らしいです。
甘さ控えめの小豆あんに、塩味の皮、それに小さな瓶がついていて

オリーブオイルをかけて頂きます。

お抹茶と一緒に頂いて、ほっこりしていたら、やっぱり音楽の体の使い方のことで、盛り上がってしまい、立ち上がって「こんなふうに、フェランディスは教えていたよ。」とか、「声楽でもピアノでもそうなのよ。」なんちゃって、熱く語りあってしまいました。

一見クール、しかし実は、熱苦しい二人の演奏です。ぜひおいでください。


父の同窓会

2014-04-08 21:21:57 | 介助

日曜日、実家に行くと大きな花が飾ってありました。
母に聞くと、父の生徒さんたちがくれたそうです。

24年前の卒業生、父の学校生活最後の年の生徒さんたちの同窓会が開かれました。
電話があった時、母が認知症だからと断ろうとしたら、構わないからとおっしゃって。
それでも、一人で電車に乗って行けないからと断ったら、奥さんとご一緒に来て下さい。と誘われたのでした。

母が言うには、父は同窓会の間中、上機嫌で、生徒さんが代わる代わる来る度に、「よおっ!」と、手を上げてニコニコ挨拶していたそうです。

「誰だかわかっていないのにね。」と母は付け足します。

しかし、たぶん、相手の方は悪い気はしなかったんじゃないかと思います。

私も前に付き添ったことがあるので、たとえ、誰だか忘れてしまっていても、父の人に対する愛が伝わることがわかるのです。
笑顔が、本当にうれしそうだから。

「会えてうれしいよ。」「元気でよかった。」「呼んでくれてありがとう。」という言葉にならない気持ち。

肩書きも、地位も、社会的成功も意味が無くなった分だけ、目の前の人としての存在そのものへの感謝。そんなものに接したら、みんな笑顔になるのです。

嫌なことを言われても、心配なことを話されても、5分後には忘れてしまう。それでいて、父はわからないものだから、また聞いてくる。
ただ不思議だから。なんでここにいるのか?なぜ、みんな集まっているのか?
「へーっ。」とその度に子どものように関心して。
自分たちのことに、関心を持って耳を澄まされたら、たとえ忘れてしまっても悪い気はしないのです。

だから、父の周りではみんな笑顔になってしまいます。
忘れるって悪いことばかりじゃないんだなぁ。と思います。




愛するということ 再び

2014-04-07 21:28:06 | 哲学

NHK100分で名著でフロムの「愛するということ」を取り上げていました。この本は、私の生き方を変えた一冊です。

フロムは、人間のもっとも強い要求は孤独からの解放だといいます。

「人は自分の意思とはかかわりなく生まれ、意志とかかわりなく死んでいく。大きな自然や社会の前では一人の人間は無力だ。人間の統一の無い孤立した生活は耐え難い牢獄と化す。何らかの形で他の人間との接触がない限り人は発狂してしまうだろう。」

人は、一人では生きていけない生物です。昔は生きるために、協力することが必然でした。一人一人が大切な労働力でした。孤独になる暇が無かった。

「孤独こそがあらゆる不安の源。
人間の最も強い欲求はこの孤独から抜け出したいという切実な思いである。」

孤独から逃れる手段に3つあるとフロムは言います。

1.祝祭的高揚状態(アルコール、麻薬、愛のないセックス、お祭りなど)しかし、これは依存性が強く溺れると身を滅ぼす。

2.集団への同調(自我は消え、服装、思想においても同じにすることで得られる一体感)

3.創造的活動(芸術、職人、素材と一体化する。人とのつながりは忘れて一体化する)

しかし、それは全て一時的なものだと彼は言っています。そして、

孤独から逃れようとするあまり、人は共棲的結合を求めることがあるといいます。

共棲的結合とは 支配と服従 サディズムとマゾヒズムの関係で、

マゾヒストは、自分に支持し命令し保護してくれる人の一部となることに快楽を感じます。
サディストは、自分を崇拝する他者を自分の中に取り込み、一体化しマゾヒストを手足として使います。ともに、支えあって相手との一体感をつくります。

その例として、ナチズムをフロムは上げています。
近代化が進む中、自由になったけれど個人はバラバラになり孤独を感じていました。不安を解消するために民衆はマゾヒスト化し、ナチスの支配欲求の強い人たちと結びつき、互いに支え合う。共棲的結合をして、社会構造を変えた。と。

「支配されたいの?」と、聞けば「そうだ。」と答える人は少ないでしょう。しかし、「孤立を恐れて沈黙を守ったことがあるか?」と聞かれれば、どうでしょう?「孤立」のところに、「面倒を避けて」とか、「葛藤を恐れて」、とか、「揉め事を起こしたくない」とか、それとも、「顔を潰してはいけないと思って」とか、「仲間を傷つけたくなくて」では?私はいくらでも、入れられます。身に覚えがあるから。

自分が本当に思っていることを言ったら、仲間が傷つくと誰が決めたのか?
あるいは、本当に思っていることを仲間に言ってもらえない自分って、それでいいのか?
そもそも、思っていることを言えないで、仲間だと言えるのか?
完全な一致を要求する組織や、仲間関係に未来はあるのか?

フロムは、こんなことを言っています。
「完全な答えは人間同士の一体化、他者との結合、すなわち愛にある。この世に愛がなければ人類は一日たりとも生き延びることはできないのである。」

「愛」は、学ばなければいけない技術だとフロムは言っています。


ドルチェアカデミーコンサート

2014-04-04 22:28:13 | コンサート

椿の品種はたくさんあります。これは松笠。Tさん宅の庭にさいていました。

来週の12日土曜日に、梅田のドルチェ楽器で、コンサートがあります。
一年に一度、一曲だけ演奏します。

ここがいいのは、会場がいいことと、ピアニストがいいです。今年はSくんのピアノです。
二日間かけてやり、サックス、クラリネット、トロンボーンいろんな楽器の人もでます。
私はこの前見たら、12日の一番最後が出番でした。

今年はタファネルのフランチェスカ・ダ・リミニ幻想曲をやります。
トマのこの歌劇は、今ではほとんど演奏されることはありませんが、タファネルが取り上げたメロディーは本当に美しく、心に残る名曲だと思います。

また、後半は、打って変わって景気のいい軽やかなテーマで、オペラらしい華麗な展開で一気に最後まで突っ走ります。

よかったら聴きに来て下さい。一枚1000円手持ちのチケットが残り14枚あります。
聴きたい方はお知らせください。


ホームコンサート

2014-04-03 22:26:03 | コンサート

今日は、ホームコンサート当日でした。御殿山のTさん宅、駐車スペースに限りがあるので、いつもは車ですが、私は電車徒歩で行きました。
桜が満開。普段は車窓から見えるだけですが、今日はゆっくり楽しみながらいけました。


部屋の掃除をして、壁に楽譜を貼って、玄関を見ると、花を飾る台がさびしいことに・・・。
Tさんの庭に咲く見事な椿を思い出して、二人で庭にでてみたら、いろいろ、ありました。
水仙、かわいい庭梅、豪華な椿の不老門。

ね、豪華でしょ。
さて、コンサート。初めに来てくれたのはKさん。おにぎりと、シフォンケーキを作って持ってきてくれました。「作ってくれたの?」「うん、ちょっとね。」ちょっとって!うれしい!
次に来たのはIさん。サンドウィッチと、フワレットを持ってきてくれました。
それから、子育てサロンのスタッフYさん。「どうやってきた?」「自転車で」「えーっ!一駅あるよ。」しかも、坂道。
本当にいい人たちに囲まれて幸せです。

そして、初めてお会いした人たち。
春の一時、楽しんでもらえたかな?