アンジェリカが咲きました。数年前、京都の北山の植物園で出会ってから、ほれこんでずっと待受にしていました。生協さんで、球根を売っているのを見つけて昨年の秋、植えました。
これでもチューリップです。きれいでしょ。
野球を観戦する時に、昔は、みんな同じ席で、贔屓のチームを応援した。貧しいものも、富める者、大人も子どもも同じチームを応援する一体感による楽しみがあった。
ところが、最近では、富める者はガラス張りの特別室で出て行く時も入る時も誰にも会わずに応援する。
特別室で応援するようになるのが、アメリカンドリームと思われていたけれど、子どもたちは生まれた時からその環境で育ち、いつ共同体感覚を育てる時間があるのだろう?
マイケル・サンデルさんが、白熱教室で言っていました。
今日、クローズアップ現代で、アメリカの富裕層が、税金を払って得られる行政サービスに不満があると自分たちで独立した自治体を作り、アメリカの税金を払うことから逃れ、お金を払って、自分たちのサービスを買っていると、報告していました。
そのため、税収の少なくなった他の自治体が、貧しい層へのサービスを減らさざる得ない状態が続いているそうです。
「税金が貧しい層にばかり使われていて、自分たちには使われていないから。」と、富裕層の一人は言います。その自治体に金持ちばかりが集まりつつあるそうです。
また、どうやれば、その自治体のように独立できるか?と問い合せてくる富裕層も多いそうです。
独立した自治体では、2分でパトカーが来て、万全のセキュリティがしかれ、一方で、金持ちが流出した自治体では子どもたちの教育費が減額され、公立病院が補助金不足で閉鎖されなければならない。
かつて貧しかった親世代は、特別室の孤独と栄光もしりつくしているけれど、子ども世代は、自分たちの無知に気づきようもない。
お金を払って得る自分たちだけへの特別サービスへの正当性を疑いもしない。
しかし、その得たお金は社会から得たもので、それらのサービスを多かれ少なかれ利用する環境に生まれたことで可能だったこと。
アメリカの1%の富裕層が富のほとんどを独占し、そのほかの人との格差は広がりつつあるそうです。
その1%は、世界の富もかなりの割合で独占しています。
こういうわがままが世界をリードしているのでしょうか?