今日は、「千人の月見の宴」10月4日の実行委員の紙本桜士さんが、チラシを持ってうちに来てくれました。
このイベントを考えた人です。
これで3回目ですが、初めての年は舞台の照明が暗いとお叱りがあったりしたそうです。
「本当の薪能は篝火でみるので、暗いのが当たり前なんだけどなぁ。
だって、月見の宴だから、明るくしたら月は見えないじゃん!」と、言いながら、照明を明るくしたそうです。
昨年は明るくなっていました。
「大きくなってきて、全く知らない人からいろいろ叱られましたよ。」
桟敷席を河川敷に作り、レジャーシートを配ったら、それがしんどいと言う人もいて、
「本当の能は桟敷席で見るのが風情があっていいんだけどなあ!」と言いながら、今年は協賛席は全て椅子にしたそうです。
「レンタル代が結構するんだけど、いい環境で見て欲しいから。それに、前は知らないうちに入ってた人がいて、経費のこと考えたら、そのための人は雇えないし、本当に苦しいです。」
昨年全ての席でついたお弁当は、S席以上だけにしたそうです
「いいお弁当をつけても、人によっては味が薄いとか、いろんなこと言う人がいてね。
万人に受けるのは難しいし、今年はO157も怖いし、ちゃんと管理できる分だけにしようと思って。」
なるほど。
「それにね。お弁当のゴミが大変な量になって、困ったのと、協賛企業の模擬店の食べ物が売れなかったので」
「協賛金でこのイベントが成り立っているので、協賛者のことは、ちゃんと考えないといけないのです。」
その代わり、桟敷席の横に食べられるカウンターのようなものを並べるそうです。
どんなものだろう?
「フルートはね。去年5000人くらいきちゃったので、一度にみんな帰られちゃうと大変なことになっちゃうので、コンサートの後、月見の俳句の授賞式を挟んでわざとバラバラ帰ってもらい、その後でフルートでお見送りと言うようにしたんですよ。」
「フルートを待ってると、駅も混んじゃうから。今年はたぶん1万人くらい来るんじゃないかな?」
ひえ〜っ!
「たぶん、今年もいろいろ叱られるんだと思うんだけどね。」
「それは仕方ないね。旗を掲げるってそう言うことだから。」
「値段は高くないと思うんです。宇崎さんのコンサート行ったら、こんなものじゃないし、お祭りとか一切出ないらしいですよ。薪能の話しをしたら、『おもしろそうだ』って受けてくれたんですよ。」
「高い席から売れてるんですよ。わかっている人はわかってるから。」
「そうだよねぇ。何にお金を使いたいか?だよね。」
目に見えないもの、形の残らないものにお金を使いたい人もいるのです。
協賛席、まだあります。
私にメッセージ下さっても抑えられます。
よろしくお願いいたします。
moto-fl-angel@nifty.com
久米素子