音楽の喜び フルートとともに

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お好み焼きパーティー

2018-05-17 21:16:55 | 日記

今年の母の日のプレゼントは、紫陽花。
地味に見えますが、これから色づいてくれるはず。
母に送ると「何これ?」と言いながら嬉しそうでした。
今年は次男が就職したので初給料で同じ花を「買ってあげるよ。」と、言ってくれましたが、「コーナンか、デーツーで買うから、来週ね。」
大きな紫陽花は高いし、木なので小さな庭には大きすぎます。
小さな寄植え用のお花をお願いしようと思っています。
週末が楽しみです。

月曜にはFBで友だちになり、いつもコンサートに来てくださるMさんにお誘い頂いて、梅田でランチしました。
やはりFB友だちのNさんも呼んで、3人でお好み焼き屋さん「ゆかり」お初天神店へ。

Mさんのお友達が経営されているお店だけあって、繁盛しています。
お好み焼きは家で食べることはあっても中々外食まではしないので、とっても久しぶり。
うまく焼けるかな?

大丈夫、ちゃんと焼いてくれます。
3人で3種のお好み焼きを注文して分けます。
シーフード、カレー味、もちチーズ。

どの味にも、もれなく卵が付いてきます。

美味しかった!
カレー味ももちチーズも初めて食べました。
おしゃべりも止まらず、

にしむら珈琲店でケーキも食べて癒されました。
もちチーズが美味しかったので、昨日家で作って夫と食べました。

食後ゆっくりしていると、台湾から夫に電話。
「This is Japanis pancake.It's not Japan.It's Osaka! Okonomiyaki」
とか、なんとか。
英語で答えています。
後で、聞いたら、取引先の王さんからで、

「日本に来た時に食べた野菜とか肉とか入ってて甘くないパンケーキ、美味しかったけど名前を忘れたから教えてだって」

なぜ今?

お好み焼きは国境を越えて、友だちをつなぐ?!

ローナ の曲

2018-05-16 23:13:18 | 楽譜

ローナ マギーさんが、演奏していたヴァイオリンの曲。
編曲版は手に入らないので、IMSLPで探してみました。

サン=サーンスのカプリスは、イザイの編曲版がありました。
フルートにではなく、ピアノ独奏の練習曲からヴァイオリンとピアノへの編曲版です。
イザイは1853年ベルギー生まれのヴァイオリ二ストで、作曲家でした。

チャイコフスキーはエフゲニーオネーギンのレンスキーのアリアは、レオポルド アウア1845年生まれのオーストリアのヴァイオリ二ストで指揮者としても活躍した人です。ヴァイオリンの教師として有名な人でした。

バッハのシャコンヌはH.Kamiokaとあります。たぶん日本の現役のフルート吹きさんです。

後、ヴァイオリン原曲のままの二曲。
ウィニャスキーのタランテラとドビュッシーのヴァイオリンソナタ。

印刷しているとワクワクしてきました。
新しい発見、新しい探求!

マンドリンアンサンブルプレイアディコンサート

2018-05-15 22:01:43 | コンサート

土曜日はマンドリンアンサンブル プレイアディのコンサートでした。

大学のマンドリンクラブの先輩方が中心となって作られたアンサンブル。
同期の3人と一緒に聴くことにしていました。
朝、実家でレッスンして松井山手からJRに乗って、京橋から淀屋橋へ。
こども文化センターに着いたら、同期2人はもう着いていて席を取っていてくれました。

「足、大丈夫?」と聞いてくれました。
「うん、もう痛くは無いけど、無理できないねん。」
インソールを着けて靴を履いていますが、ある種のサンダルしか、履けません。
カッコ悪いです😢
仕方ありません。

さて、今回のプログラムは

1部はマンドリンのオリジナル曲。
セレナーデに、カプリッチョ、牧歌、表情の違う曲が楽しいプログラムです。

マンドニコのプレリュードとフーガはイタリア風バッハとも言えるバロック風の作品です。

第2部は、スペインをテーマにしたプログラム。
ハレオ ヘデスのパロで一挙にスペインの空気に。

ルイジ ボッケリーニの「マドリードの通りの夜の音楽」では、ナレーションを入れ、マドリードの夜の情景を彷彿とさせる演出で魅せます。

最後はジャングレコの組曲「スペイン」
精緻な撥弦の魅力とマンドチェロの豊かな響きが印象的な曲です。

アンコールはエルガーの「愛の挨拶」

終演後、懐かしいクラブのみんなと記念撮影。コンサートのおかげで再会することができます。

同期の3人と後輩Oさんと、西九条駅高架下の喫茶店に入りました。

昭和な雰囲気のお店

懐かしのミックスジュース

レモンスカッシュは、レモンを炭酸に絞った本物でした。

私たちの昭和の思い出を語り合うにはお似合いのお店でした。
実際には、近況やら、音楽の話などあれこれ入り乱れていたのではありますが。



ローナ マギーフルートリサイタル

2018-05-14 09:09:13 | コンサート

金曜の夜、フェニックスホールでローナ マギーフルートリサイタルに行ってきました。
スコットランド生まれ、ウィリアム ベネットのお弟子で、ロンドンフィル、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団など客員主席奏者を務め、ソリストとしても活躍し、現在、ピッツバーグ交響楽団主席奏者。

ピアノは石橋尚子さん。

松井山手でのレッスンを終えて、すぐにホールに向かいました。
ギリギリ、フェニックスホールの入り口に着いたのが、丁度開演時間。

「お急ぎください。」とコンシェルジュ。
「間に合った!」と2階の入り口に着いたら、拍手が聞こえました。
「行ける。」と思いましたが、「こちらでご覧下さい。」とモニター前の椅子に用意されました。残念。

一曲目はバッハの無伴奏バイオリンパルティータ第ニ番 BMW1004 第五楽章「シャコンヌ」ベネット、ブリアコフ編曲
一本のフルートでホールを圧倒する演奏でした。生で聴きたかった💦

チャイコフスキーの歌劇「エフゲニーオネーギン」よりレンスキーのアリア

ドビュッシーのヴァイオリンとピアノの為のソナタ ローナ 編曲
フルートで演奏されるこの曲は、まるでこの楽器のために描かれたように思えました。ローナ はマイクを手にして曲を解説しました。
1楽章は風や、波のようなものを感じ、2楽章はまるでサーカス。ピエロがいたり、ドビュッシーはサーカス好きでした。
3楽章は草原。
低音は太く、高音のピアニッシモはあくまでデリケートです。

休憩時間にアルタス フルートのモデル展示があったので、彼女の吹くモデルを吹かせていただきました。
レスポンス、音程の正確なフルートで自在な表現ができるような気がしました。

休憩の後はフリューリンクの幻想曲op55
2つの大戦の狭間で同性愛者であったフリューリンクは、多くの作品が紛失し、忘れられた作曲家です。
私もこの作品を知りませんでした。
ロマン派的な作品ですが、少しラテンっぽいところもあり、不思議な味わいの作品でした。

上林裕子の「クリスタルの時」
これは、日本の若手フルーティスト 上野星矢のために作られた作品です。
ローナ さんは、この曲を演奏すると子どもの頃、雪の中で遊んだことを思い出しますと、言っておられました。

最後はヴィターリのシャコンヌト短調
ヴァイオリン原曲です。
いつ、どんな目的で作曲されたのかわからない曲で、作曲家もヴィターリではないかもしれないとまで言われているそうです。
神々しく、美しい。

ピアノとのコンビネーション、世界観がぴったりとあっていて、素晴らしい演奏会でした。






モンティのチャルダッシュ

2018-05-12 00:32:37 | フルートレッスン
Sさんのレッスンは、モンティの「チャルダッシュ」

発表会を終えて、新しく取り組んだ曲で張り切っています。

モンティはイタリア1868年〜1922年ナポリの作曲家です。
マンドリンや、オペレッタを作曲しました。
「チャルダッシュ」はハンガリーが、酒場(チャールダ)で軍隊募集のために踊った「ヴルブンゴシュ」が始まりだそうです。

イタリアといっても、1861年に統一されたばかりで、1868年に生まれたモンティにとっては、相変わらずオーストリア=ハンガリー帝国は強大な国で、
ナポリ王国は小さな特殊な伝統のある国でした。
他の国がヴァイオリンを中心としたオーケストラが隆盛になっても、この国はマンドリンオーケストラを楽しみ、モンティはマンドリンのためにチャルダッシュを書いたのでした。

ベートーベンやモーツァルトが、アウフタクトを軽やかに演奏するのに対比して、チャルダッシュのアウフタクトは、長く重く、表情豊かです。

また音と音の間、インターバルは経過を楽しむようにもったいぶって演奏されます。

喉の中に手を突っ込んでくすぐるような曲

思い切って泥臭く演奏しましょう。



Moto perpetuo 永久機関

2018-05-10 22:21:41 | ロマン派

蘭が咲きました。綺麗な上に花期が長いと2度おいしい花です。
ピアノのTさんと株分けして交換した花が終わった途端、咲き出して、1鉢、部屋の中に入れて楽しんでいます。

先週、楽器屋さんに行った時にフルートの先生の先輩Tさんに会いました。
その時、いきなり「これ、プレゼントするわ。」と、渡されました。


「吹いてみて。」
「パガニーニ、24のカプリスの中の曲?」
「違う。」
初見大会。
一拍100位で吹いてみました。
「もっと速いのかな?でもイタリア人の書いた曲みたい、メロディもちゃんとあって、もっとわかって吹いたらいいでしょうね。」

Moto perpetuo
というのは、イタリア語で永久の機関という意味です。
速いテンポで同じ音符がずっと終わりまで続く曲。
また、何度も繰り返す曲。
常道曲とか、無窮動と訳されています。

パガニーニだけでなく、ショパンやプーランクなども書いています。

パールマンやメニューヒンのYouTubeを聞いてみたら、速い!
バイオリンは息継ぎをしないので、本当に切れ目なく速い。
聴いていると、息苦しくなってきました。

チェロで弾いている人がいて、少しゆっくりですが、こちらの方がいいです。

トランペットでやっている強者がいて、これは楽しいです。
熊蜂の飛行みたい。

やらなきゃいけないことはないですが、やっぱり宿題をもらった気がして練習してしまいます。

パガニーニは、こんな曲を速く弾いて自分の技術を観客に見せつけて得意になっていたんだろうなぁ。

Tさん、どこでこれを披露するのでしょう?!聴いたら、
「わしは吹けへんの。生徒に『はい、これやっとき』と渡しておくと、うまくなりよるんや。」
と、クシャクシャとわらいました。



5月 6月のフルートコンサート

2018-05-09 21:51:33 | コンサート

一昨年、福山のおもちゃ文化館を訪れた時に頂いたマチルダという薔薇。
4鉢頂いた内、2鉢は実家に、後2鉢は自分で育てていました。
実家の2鉢は早々と母が「枯れたわ。」と
言ってきました。

うちは、信楽で買ってきたお買い得の鉢に植え替えて昨年は一輪も咲かず。
今年ようやくこの一輪。


夕方になると、違う表情です。


ローナ マギーフルートリサイタルが
5月11日(金)フェニックスホール
ピアノは石橋尚子
3500円


マクサンス ラリューチャペルコンサート
ピアノ 安田紀子 フルート平岡洋子
大阪チェンバーオーケストラ 指揮白石孝子
5月27日(日)7時 天満教会 3000円


デニス ブリアコフ フルートリサイタル
ピアノ 石橋尚子
6月15日(金)7時 京都府民ホールアルティ 3500円

巨匠マクサンス ラリュー氏はオケとの共演がとても楽しみです。

ローナ さんと、ブリアコフさんは共にベネット氏の門下で、素晴らしいフルーティストです。

2人のチケット数枚あります。
ご希望の方はご連絡下さい。

ピアノの石橋尚子さんは数年前に聴いてファンになりましたが、昨年伊藤先生の高山でのセミナーでなんと私も伴奏していただき、感激でした。
音の方向性が明確で、どんなに小さな旋律的な動きも逃さない。
ロマン派、古典派の作曲家による演奏が秀逸でした。

今回も石橋さんとの共演ということで、とても楽しみです。

子育てサロン5月

2018-05-08 21:34:46 | 子ども

今日の子育てサロンは、身近なもので作るおもちゃ。

紙コップと輪ゴムで、飛ぶおもちゃをつくりました。

Yさんが、「ピョーン」と言う絵本を読むと、こどもたちが絵本の中のうさぎや、トビウオの気分になって「ピョーン」と一緒に跳び跳ねて大騒ぎ。

盛り上がったところで、Yさんが準備してきた切り込みを入れた紙コップを配ります。
そこにこどもたちが、思い思いにシール貼ったり、サインペンで好きに絵を描いたりしました。

お母さんたちが輪ゴムを噛ませて出来上がり。

出来上がったおもちゃをみんなセーノで「ピョーン」と飛ばしました。

お昼過ぎにはまた雨。
みんなが帰る頃には、上がっててよかったです。

初めて来たこどもたちもいました。早速おもちゃの取り合いをしそうになります。
こちらも待ってましたと
「貸してね。」「どうぞって、言えるかな?」「ありがとう。」
と、声をかけると、初めはキョトンととして、言うことなんか聞くもんか。と言う態度。

「あらあら、そうなんだね。」と、見ていると、3度目くらいには、ちゃんと譲り合っています。

子どもはみんな共同体感覚があります。
どの子も全員。
そして、その方が楽しく遊べると言うことをすぐに学びます。
人類の未来は明るい!

大雨の中

2018-05-07 22:05:32 | 日記
連休が明けて、リスフラン関節症も痛みが治まってきました。
連休後半、働き出した次男も風邪をひいて寝てて、夫はパソコンに向かってずっと仕事。
私は座ってできることと言えば、練習あるのみで…。

フルート吹いて、疲れたらピアノ、またフルートなんて感じで、じっくり練習できました。
久しぶりに地味なゴールデンウィークでした。

間にMさんが、季節のお裾分けを持って来てくれました❣️

タケノコ!
一昨日は八宝菜。
今日は、素焼き。
明日は何にしようかなぁ?
ありがたいなぁ💕

今日の夕方。

老健の医師から、父の皮膚のことで相談があるとのことで、4時に着くように出発したら、この雨。
ワイパーも間に合いません。


学校帰りの小学生も傘があってもびしょ濡れです。


老健に着いたら、父は元気。
医師の話は、自分は皮膚科ではないので、様子を見させてもらったけれど、よくならないので、他の医院にかかるなら、紹介状を書きます。
と、言うことでした。

父は手や胸などが痒いらしくて、かきむしって血が出ていたりするのです。
心当たりの皮膚科を受診したい旨お伝えして今日の任務終了。

後は父とお茶して帰りました。
だいぶ身体の調子も良さそう。
帰ろうとして挨拶すると「おい!わしはどうするんや。置いていくんか?」と、突然言いました。
「お父さんはここで泊まるんやよ。」と母が言いましたが、納得した感じではありません。
しかし仕方ないので、手を振って帰ってきました。

今までぼーっとしていて自分がどこにいるのかわからなかったみたいですが、身体がしっかりしてくると、どこかが繋がったみたいです。

さあ、これがどうなっていくのか?
楽しみです。




アルペジョーネ ソナタ

2018-05-04 20:24:12 | 名曲

父が入った老健施設に行ってきました。
見学して以来、足を悪くして妹や長男に代わって行ってもらっていました。

足の腫れが引いてきて、車を運転することができるようになったので、母を連れて面会。
老健施設はリハビリを行なって3ヶ月、6ヶ月で帰宅を目指す施設です。

行ってみると、食堂のテーブルに車椅子でポロシャツとズボンで座っていました。
「よぅ!なんできたんや?」と手を挙げて言いました。

びっくりです。ほぼ自分から発信するのは難しくなっていたのに。

ソファに移動しようとしたら、私の手を掴んでですが、立ち上がって歩きました。

方向転換も病院にいた時よりもスムーズです。
身体を触ってみると肌のハリも違います。
食欲もあるそうです。
トイレにも歩いて行きました。
惜しいのは、自分で脱ぎ履きが難しいこと。少しふらつくので倒れた時の対処法。

それさえできれば、家に戻ることも夢ではないかも。

母の買物にも付き合って家に帰って、シューベルトの「アルペジョーネ ソナタ」を練習しました。

今度ギターと合わせるのでギターの勝城さんが、スコアを送ってくれました。
私は、フルートとピアノの編曲版を持っているのでそれと突き合わせてみました。

アルペジョーネというのは、今は失われた楽器。
ギターのような24のフレットのあるチェロのような弓で弾く楽器
ギターチェロという呼ばれることもあったそうです。

ヴァリオリンで演奏されることもありますが、チェロやコントラバスなどて演奏されることが一般的なので、フルートでは音域が合いません。

下線2のGだったり、一部はハ音記号で書かれています。

フルートはHまでしか出ないので、オクターブを上げたり下げたり。
そして重音は、装飾音で演奏されます。

フルートクラブの編曲版ですが、だいたいはうまく工夫されていますが、おかしく聞こえない程度に二箇所ほど訂正しました。

アクセントも弦楽器の擦過音とは程遠いフルートでどれだけ表現できるでしょう?
フルートにしか表現できない世界でやるしかありません。

人の成熟は年齢に関わりないのかもしれないと思われる時はいろいろありますが、この曲はまさにそうです。
28歳の若さで作曲されたにしては、落ち着いていて、シンプルなメロディは、悲哀に満ちています。

今なら若く未熟と言われる時期に彼は何をみていたのか?

貧しい教師の第12子として生まれ、音楽の才能があり友人の助けや、奨学金で音楽大学を出て流行歌を量産した男。
21歳で梅毒に感染し、苦労して書いた劇付随音楽は、検閲で上演禁止、世に出した他の曲も不評で打ち切り。他の数曲も。
尊敬するベートーベン、ウェーバーにも会うが、近寄りがたく、孤独。

27歳ようやく仕事の波が来て、作曲されたアルペジョーネ ソナタ。
31歳で「これが僕の生涯だ。」と言い残し、亡くなる。

もうこの時、晩年と言われています。
アルペジョーネという楽器のせいか、難しいことはせず、シンプルな音の繰り返しやロングトーンが多いです。が、その音が深い心の内を観ることを促す感じがします。

まだまだこれから、研究します。