少女漫画の大御所大島弓子さんの作品の映画化だ。
会社を辞めた夫と、登校拒否の娘(妻の連れ子)が、偶然公園で出会って、共感。
二人で「何でも屋」を開業する。
まずは、知り合いから始めた「何でもや」、
知り合いゆえの気まずさや懐かしさがあったりして、
妻がホステスを始めるが、
夫の元妻のマンションの火事で、夫は大けが、妻も過労で入院。
しかしこの不可思議な関係、可もなし不可もなし。
毎日が夏休みのような、ぎりぎりした実社会と距離を置いたほのぼのとした物語になっている。
金子監督のソフトなタッチが、コミックにマッチした傑作だ。