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伊丹十三の「お葬式」、NHK山田洋次が選んだ日本映画100本

2011-12-06 14:26:17 | 日本映画
1984年作品。

今は亡き伊丹十三のデビュー作。

冒頭から、アップの老人から物語は始まる。

その老人がなくなり、娘夫婦を中心に葬儀が終わるまでの一部始終。

伊丹監督実体験の映画化。

お葬式は暗いものだし、辛いものだが、

そこを巧みにはぐらかし、一種の喜劇映画でもある。

ただ、きちんと段取りに従って、葬儀は行われる。

一番印象なのは、主人公夫の愛人の存在だ。

葬儀なのにセックスまでしてしまう。

その間妻は、太い大木のブランコで飄々と。

いたるところで風刺が効いて、

葬儀を手玉に取ったあっぱれ。

のちの「おくりびと」の先鞭だが、こちらの方が風刺が効いている。
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