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追悼、森田芳光、映画「家族ゲーム」、松田優作が懐かしい!

2011-12-29 16:43:33 | 日本映画
今週は、山田洋次の百選はお休み。

代わって、森田芳光死去を受けて、「家族ゲーム」が放映された。

森田芳光は、今年61歳、まだ若くして死んだ、惜しまれる。

その彼の代表作がこの「家族ゲーム」。

1983年の作品だ。

ちょっと、変わった映画だ。素直にはついていけない。

平凡なサリーマンのマンションでの生活。

子供二人は、高校生と中学生。主人公は、この中学生。

進学を前に、悩んでいる。いじめにあったりして、学校の成績もよくない。

そこへ現れた家庭教師。彼は何人目かの後釜だ。

成績が一人抜くごとに1万円という金で父と約束する。

教え方も、ちょっと変わっている、平気で暴力をふるったりもする。

進学一番主義だった当時の風潮を揶揄したものだが、当時高校生による父親バット殺人事件が起こったりしていた。

平凡な家庭でありながら、机を前に横一列に並ぶ。すなわち、父権家族でありながらばらばらなのだ。

後半、家庭教師が机をひっくり返すシーンが、当時の社会を揶揄している。

そしてラスト、父親を殺したという説まで出る余韻なのだ。

松田優作が、家庭教師を演じ、コミカルな役でありながら、存在感を出している。


コメント (1)
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