1953年作品。
大ヒットした菊田一夫原作のNHKラジオドラマを映画化。
真知子巻きなど一世を風靡した。
松竹大船といえば、メロドラマといわれるぐらいお得意の分野だが、流行作家菊田一夫の原作とあって、映画も大ヒットした。
後に「有楽町で逢いましょう」の歌にまでなった。
戦中、空襲下、若い男女が出会い、逃げ惑ううちに心を通わせるようになり、半年後の再会を約束する。二人はお互いの名前を名乗りあわなかった。それが題名の「君の名は」。
このロマンスは、イギリス映画「哀愁」をヒントにしたとされるが、その後の展開は、大船調メロドラマ。
今でいう韓流のお手本だ。
二人は、お互い惹かれているが、女の方は、佐渡島出身で、見合いの話が持ち上がって、当日はすっぽかした。
男は待ったが、まちぼうけ。
ただその後、男が雑誌に詩を書いて、それを読んだ真知子の友人が、それに違いないと探し出す。
だが、男は故郷に帰ってしまっていた。
真知子は結婚。この家族関係が、その後の展開を面白くしている。
真知子の夫が、東京に転勤、その部下に男がいたのだ。
そこから話がややこしくなり、お互い傷つけてしまう。
夫とその母親に、男のことでいびられ続ける。
いびられればいびられるほど、男に情が行く。で、男の元へ逃げることに。でも、男は真知子をさとす。そして別れ。
ラストは、離婚決意で佐渡へ帰った真知子を、男が追い。自殺寸前で再会。運命なのだ。
佐田啓二と岸恵子、さすが名コンビだ。
ほかに、メロドラマ適任の俳優たちが脇を固め盛り上げる。
当時の日本らしい情景だ。
大ヒットした菊田一夫原作のNHKラジオドラマを映画化。
真知子巻きなど一世を風靡した。
松竹大船といえば、メロドラマといわれるぐらいお得意の分野だが、流行作家菊田一夫の原作とあって、映画も大ヒットした。
後に「有楽町で逢いましょう」の歌にまでなった。
戦中、空襲下、若い男女が出会い、逃げ惑ううちに心を通わせるようになり、半年後の再会を約束する。二人はお互いの名前を名乗りあわなかった。それが題名の「君の名は」。
このロマンスは、イギリス映画「哀愁」をヒントにしたとされるが、その後の展開は、大船調メロドラマ。
今でいう韓流のお手本だ。
二人は、お互い惹かれているが、女の方は、佐渡島出身で、見合いの話が持ち上がって、当日はすっぽかした。
男は待ったが、まちぼうけ。
ただその後、男が雑誌に詩を書いて、それを読んだ真知子の友人が、それに違いないと探し出す。
だが、男は故郷に帰ってしまっていた。
真知子は結婚。この家族関係が、その後の展開を面白くしている。
真知子の夫が、東京に転勤、その部下に男がいたのだ。
そこから話がややこしくなり、お互い傷つけてしまう。
夫とその母親に、男のことでいびられ続ける。
いびられればいびられるほど、男に情が行く。で、男の元へ逃げることに。でも、男は真知子をさとす。そして別れ。
ラストは、離婚決意で佐渡へ帰った真知子を、男が追い。自殺寸前で再会。運命なのだ。
佐田啓二と岸恵子、さすが名コンビだ。
ほかに、メロドラマ適任の俳優たちが脇を固め盛り上げる。
当時の日本らしい情景だ。