ひろの映画見たまま

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「アメリカンハッスル」、1970年代後半のアメリカを揺るがした政治家などの収賄スキャンダル

2014-02-03 18:03:28 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

1970年代アメリカで起こった収賄スキャンダル「アブスキャム事件」、詐欺師がFBIに協力し、おとり捜査によって真相を暴いた実話を映画化。

冒頭詐欺師の男、朝起きて、かつらを付けるが、愛人にはねられぐちゃぐちゃに、詐欺師の哀れな一面が。

この詐欺師でっぱら、胸毛ぼうぼう、禿げと来ては、もてないかと思ったらさにあらず、妻がいるのに、色っぽい女に惚れこんで、それが、デュークエリントンの曲で意気投合、踊りまくったりして、ラブラブの雰囲気です。

で、このデブ男をクリスチャン・ベール、色女をエイリーアダムスが、役作りに凝って、好演しています。

もう一人重要なのが、後半から出てくるデブ男の妻。夫の浮気にやきもち焼いて、やくざと付き合うわ夫を裏切るは、なんとも微妙な役どころをきっちり演じています。

この映画おススメ度が低いのは、話がちょっと複雑、何しろ詐欺師ですから、だまし合いなわけで、それにセリフが多く、字幕を追うのに疲れます。話自体は面白く、演技陣は豪華で申し分ないのですが。

なにしろアカデミー賞10部門ノミネイトとちょっとびっくりですが、まあ、実話もので、詐欺事件と来ては、アメリカ人には受けるのかもしれません。

70年代の豪華雰囲気も、アラブ人(と称した男)がからみ、市長を巻き込む大仕掛けにうっとりですが、マフィアのボスにデニーロが扮し興味を添えます。

二人の女性も、お色気勝負みたいなところがあって、豪華衣装と相まってお楽しみです。
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