おススメ度 ☆☆☆
松竹クラシック映画の好きな方 ☆☆☆☆
赤い色の小さいおうち、そこで繰り広げられる昭和の日常。
奥さんの不倫があってちょっと色っぽいが、そこはそれ、松竹映画風ミステリアス。
倒れたおばあちゃん(賠償千恵子)と孫(妻夫木聡)とのコラボで、第二次世界大戦前後の、小さなおうちでの出来事を書き紡いでいく。
勿論、おばあちゃんは東北の生まれで、この家に奉公に来た娘で、奥様に仕えた日々の描写が松竹大船調に描かれる。勿論、東北から東京へ出てくる田舎娘もしっかり描かれており、昭和の一時期をえぐり取っている。
山田洋次特有の戦争観なども挟まって、物語は広がっていく。
ただドラマの焦点は、二度目の結婚の奥様と夫の会社の若き社員との逢瀬が、松たか子の色気でなんとなくミステリアスで面白い。
それに加えて、女中の(おばあちゃんの若いころ)を演じる黒木華が、お手伝いさんは見たって感じで、情事を盗み見というか、状況から感じ、ある種の嫉妬。
この映画がうまいのが、実は、謎の事件を状況でしか描写していないため、見ているものにゆだねられるところにある。
なぜの要素なのだ。
でも山田洋次も年、もうちょっと、力のある作品を残してもらいたいものだ。
松竹クラシック映画の好きな方 ☆☆☆☆
赤い色の小さいおうち、そこで繰り広げられる昭和の日常。
奥さんの不倫があってちょっと色っぽいが、そこはそれ、松竹映画風ミステリアス。
倒れたおばあちゃん(賠償千恵子)と孫(妻夫木聡)とのコラボで、第二次世界大戦前後の、小さなおうちでの出来事を書き紡いでいく。
勿論、おばあちゃんは東北の生まれで、この家に奉公に来た娘で、奥様に仕えた日々の描写が松竹大船調に描かれる。勿論、東北から東京へ出てくる田舎娘もしっかり描かれており、昭和の一時期をえぐり取っている。
山田洋次特有の戦争観なども挟まって、物語は広がっていく。
ただドラマの焦点は、二度目の結婚の奥様と夫の会社の若き社員との逢瀬が、松たか子の色気でなんとなくミステリアスで面白い。
それに加えて、女中の(おばあちゃんの若いころ)を演じる黒木華が、お手伝いさんは見たって感じで、情事を盗み見というか、状況から感じ、ある種の嫉妬。
この映画がうまいのが、実は、謎の事件を状況でしか描写していないため、見ているものにゆだねられるところにある。
なぜの要素なのだ。
でも山田洋次も年、もうちょっと、力のある作品を残してもらいたいものだ。