ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ホンサンスの「よく知りもしないくせに」

2014-07-01 16:36:43 | 韓国映画

2009年作品

この映画の監督・ホンサンスは、韓国人で、アメリカで映画の勉強をした。

そのせいか、フランス映画的なエッセンスのきいた作りになっている。

ホンサンス4部作の一つ(ほかに「ハハハ」、「教授とわたし、そして映画」、「次の朝は他人」が、ある)。

ホンサンスの映画は、ヨーロッパの映画祭で常に絶賛される。それは恋の物語だからだ。どこにでもいる男女の恋愛のやり取り、少しエスプリが効いていて、いつの間にか虜に。

本作も例にもれず、グダグダの恋愛話。

主人公は、映画監督。映画の町、チェチョン(堤川)の映画祭に審査員として出席。

で、講演会などをし、コーディネーターの案内で、夜飲み会に。

そしてグループで後輩の家に。そこで酔いつぶれてしまう。

監督は、恋はするが、まだ独身。

監督なだけに一応女には持てる。一方で、作品評には人一倍気にかかっており、なんとも微妙な立場。

酔って話しているだけの雰囲気に、なんとはなしの男と女、先輩後輩、映画監督の立場などが語られていく。

そして、そのグダグダがいやで、済州島へ逃げ出す。そこで、生徒たちに映画の話をしたのち、また飲み会に。

そこで知り合った、先輩。

翌日先輩の夫人に会うと、それは昔の恋人。

別れぎわに携帯電話番号を知らされ、のこのこ出かけて愛を交わす。

現場を村の人に見られ、大騒動に。

でも、彼女の気持ちは一時の遊びだった。

ほろ苦い映画監督。

文章にするより映像はもっと辛辣に映し出す。

コメント
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