おススメ度 ☆☆
面白い映画好き ☆☆☆☆
「告白」で、中学時代の教師と生徒の巧みなストーリーを見せてくれた中島哲也監督。今回は娘を失って狂気に走る元警官を描き、
役者広司が、体当たりでぶつかるハチャメチャ映画。こんな映画だからこそ演じる役所の役者魂!
暴力とセックスのシーンが、血しぶきとともに、これでもかと襲い掛かる。
まあこの手の映画が苦手な方はまずパスしてください。
もともとCM出身の中島監督。
そんな、バイオレンス映画なのに、実にポップ。それが、映画を下品から救っている。
もともと映画化が無理とされてた、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を 受賞した深町秋生の小説「果てしなき渇き」が原作。
暴力団と薬、少女売春と警察。
一応ありきたりの暴力映画だが、自らのまいた種で落ち行く、殺戮の世界。
だが、映画にはトリックはつきもの。
二回三回とみなければ意味不明の数々。
ラストは、雪の中、遺体を掘り起こす女と男。
おもちゃ箱をぶちまけた、スプラッター映画。
最低の映画の評価にほくそえんでいる中島監督がいる。