おススメ度 ☆☆
芸術性の高い映画好き ☆☆☆☆
劇場未公開、WOWOWで公開 ベルリン映画祭 銀熊賞受賞
メキシコ/フランス/ポーランド/ドイツ合作映画
メキシコを拠点に活動する女性監督のP・マルコヴィッチ作品。
冒頭海岸砂浜で遊ぶ一人の少女。
セリフも少なく、状況の説明もない。
だが、寒々とした光景が、ただならぬ予感を与える。
1970年、アルゼンチン。軍政下。監督の少女時代を描いた半自伝的映画。
母と子は、何かに逃げてこの町に来たようだ。
少女は学校へは行くが、秘密を話さないよう強く母親に言われている。
少女は、ともだちもでき、学校生活を楽しんでいるが、軍人が学校へ来てその時書いた作文が、母親の動揺と叱責を呼ぶ。
そして、表彰式に出る出ないで、母親と衝突。
少女は、孤独に追い込まれる。
原因が何かは、はっきりとは描かれないが、軍政下の圧力であることは確か。
ラストの少女の嗚咽が、この映画の質の高さを象徴する。
登場人物が少ない中で、少女が中心的存在。
パウラ・ガリネッリ・エルツォクの演技の素晴らしさに圧倒される。
全編に描かれる砂丘とそこに立つおんぼろ民家。
白黒に近い映像は魅力的だ。
芸術性の高い映画好き ☆☆☆☆
劇場未公開、WOWOWで公開 ベルリン映画祭 銀熊賞受賞
メキシコ/フランス/ポーランド/ドイツ合作映画
メキシコを拠点に活動する女性監督のP・マルコヴィッチ作品。
冒頭海岸砂浜で遊ぶ一人の少女。
セリフも少なく、状況の説明もない。
だが、寒々とした光景が、ただならぬ予感を与える。
1970年、アルゼンチン。軍政下。監督の少女時代を描いた半自伝的映画。
母と子は、何かに逃げてこの町に来たようだ。
少女は学校へは行くが、秘密を話さないよう強く母親に言われている。
少女は、ともだちもでき、学校生活を楽しんでいるが、軍人が学校へ来てその時書いた作文が、母親の動揺と叱責を呼ぶ。
そして、表彰式に出る出ないで、母親と衝突。
少女は、孤独に追い込まれる。
原因が何かは、はっきりとは描かれないが、軍政下の圧力であることは確か。
ラストの少女の嗚咽が、この映画の質の高さを象徴する。
登場人物が少ない中で、少女が中心的存在。
パウラ・ガリネッリ・エルツォクの演技の素晴らしさに圧倒される。
全編に描かれる砂丘とそこに立つおんぼろ民家。
白黒に近い映像は魅力的だ。