ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち」、サマーセットモームの映画化

2014-07-16 15:52:43 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

 文学映画好き ☆☆☆☆

劇場未公開

サマーセットモーム原作、1934年に往年の名優グレタガルボ主演で映画化されている、今回はヒロインをナオミワッツが好演。

1923年、ロンドンの上流階級の娘キティ。だが、当時としてはかなり積極的なおきゃんな女性。

父の紹介で知り合った男性の強引な求婚に、あっさりOKしたが、すぐに、上海へ。

だが、細菌学者の夫は、妻には見向きもせず研究に没頭、そこで、妻もいる副総領事と浮気。それがばれて、夫は、コレラの発生地(中国の奥地)に赴任。しぶしぶついていくが、ここでも、ほうたらかしに。

聡明な彼女は、修道院で自らかってでて、子供たちの教育に情熱を注ぐ。

しかし、徐々に、夫への理解を深め、やがて、中国人たちの暴動に巻き込まれ、助けてくれる夫を見直す。

夫は、水が病気の原因と突き止め、遠くから水道(竹細工)をひき、水問題解決に努力する。

しかし、愛を呼び戻した彼女の前に悲劇が?

愛の形を提起するモームの原作を得て、演者の演技と相まって、重厚なラブロマンスとなっている。

エドワード・モートンが寡黙夫を熱演している。

中国の奥地は、桂林を思わせる山々が、美しい。

ラストは皮肉。


コメント
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