ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「あの日のように抱きしめて」、ナチスのせいで顔を失った女性の叫び

2016-02-10 18:46:23 | ドイツ映画
おススメ度 ☆☆☆

シリアス恋愛ドラマ好き ☆☆☆☆

「東ベルリンから来た女」のクリスティアン・ペッツォルト監督と主演のニーナ・ホス、共演のロナルト・ツェアフェルトが再タッグを組み、ナチスの強制収容所で顔に大怪我を負った妻と、変貌した妻に気づかない夫の愛の行方を描いたサスペンスドラマ。

1945年ベルリン、ネリーは強制収容所から奇跡的に生き残ったものの顔に大きな傷を負い、再生手術を受ける。

過去を取り戻すため夫を探し、見つけるが、夫は自分を認識してくれない。

そればかりか、遺産相続のため妻を演じてくれという。

夫は自分を愛してくれていたのだろうか。

ヒチコックの「ままい」を思い起こさせるサスペンス。

そのギリギリの展開は、ラストまでもつれこむが、

ラストの展開は、見事。

そのためにそれまでの展開があったのかとも思い起こされる。

ナチスの残虐さは、このロマンスの舞台に過ぎない。
コメント (1)
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