おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
考えさせる映画好き ☆☆☆★
ルーマニア・フランス・ベルギー合作
第69回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。カンヌの常連になりつつあるルーマニアのクリスティアン・ムンジウ監督作品。
ルーマニアのことを知っていると、もう少し背景がわかるかも。
優秀な外科医のロメオ。娘の受験のため、車で送るが、途中で下したがため、娘は暴漢に襲われる。
娘は、イギリス留学を前にしており、学期末試験の成績が留学に影響しかねない。
そこで、警察署長、副市長、試験監督にわいろを贈り何とかしようとする。
だが、彼の行為は空回り、別れた妻や、新しい愛人がいて、男としてちょっとだらしがない。
汚職について、警察の捜査が入り、話はややこしくなる。
娘には彼氏がいて、留学も乗り気ではない。
ロメオ中心で、話が進むが、だんだん話が広がり、汚職をしてもいいのかと社会問題が絡む。
ルーマニア独自の問題なのか、普遍的な問題なのか?
いろいろ考えさせられる映画だ。