おすすめ度 ☆★
イスラエル映画 原題は「審問」 上映時間 84分
「未体験ゾーンの映画たち2017」上映作品
最近のヒトラー映画ブームに乗って公開されたが。
アウシュビッツ収容所で一番長く所長を務めたルドルフ・フェルディナント・ヘスの取り調べの状況をドクメンタリーのごとく淡々と描いた作品。
一応、ヘスの手記があり、それを映画化したもの。
捜査官と、囚われの身のヘスとが対峙して、進むがドラマ的展開は乏しい。
尋問後の二人のそれぞれの生活が垣間見られるが、確かに、両者ともぎりぎりの退屈な展開だ。
ヒトラーのいうがままに行動せざるを得なかった苦悩は、表現されている。
最後、絞首刑まで、描写、
さっき、話していた人がと思うと切ない。
聞く方も聞かれる方も、仕方なしの立場。気の毒。これもヒトラーの遺産か?