おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
ドキュメンタリー好き、ルーツをたどる好き ☆☆☆☆
東日本大震災から4年が経過した2015年、避難所生活を送り続ける双葉町の人々は、先祖代々守り続けていた伝統「盆唄」消滅の危機に心を痛めていた。そんな中、100年以上前に福島からハワイへ移住した人々が伝えた盆踊りが「フクシマオンド」として現在も日系人に愛され続けていることを知る。
福島の被ばくから、話は発展して、ハワイへ。なんとハワイに福島から移住した人たちがいて「盆唄」を継承していた。
双葉町の盆唄のベテランたちが、ハワイへ、本場の盆唄を教えに行く。
そこで、映画は、ハイ移住の人たちの苦労を物語る。
一方、国内では福島に移住してきた富山の人たち。彼らが盆唄をもたらしたのだ。その先祖の話にまた立ち止まる。
福島の地震、津波、原発事故、その現実が、過去の移住者たちの姿と重なる。
盆唄という歌を通して、ヒストリーが語られる。
ハワイでは、昔の日本の唄が懐かしく歌い継がれていた。
そして、ラストは、避難先で、いくつもの盆唄組が参加する盆唄大会が催され、締めくくりは双葉町の盆唄。
盆唄は、日本のルーツだ。