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「ブラック・クランズマン」、スパイク・リーの黒人差別批判映画です!

2019-03-29 17:54:58 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に黒人が入会?

ありえないタイトルだが、映画はこのKKKに黒人が入会するという風刺の映画だ。

1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署。ここにはじめて黒人の警察官が誕生。だが、まだ、黒人差別の残るアメリカ、データー収集という部署に追いやられ、すねているが、KKK白人至上主義グループにメンバー募集の記事があるのを見つけて、早速入会手続き。

だが、黒人が出向くわけにいかず、同僚の白人警官に潜入をお願いする。

ところが、この警官もユダヤ人でKKKの排斥対象。

二人は、黒人やユダヤ人の悪口を徹底的に語り、信頼を得る。

一方、黒人側にも、排斥団体があって、二グループの対立が悲劇を生むことに。

差別問題を扱いながら、どこかコミカルな演出で、暗くなりがちな場面を明るくしている。

この話は、実話をもとにしているというから、アメリカの差別の根の深さを知る。

ラストは、現代のトランプ政権にまで、話は及び、白人至上主義の圧力が浮かび上がる。

主人公ロンを名優デンゼル・ワシントンの実子ジョン・デビッド・ワシントン、相棒フリップを「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーが演じる。

カンヌ映画祭では、「万引き家族」、アカデミー賞では、「グリーンブック」の後塵を拝した。

 

 

 

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