おすすめ度 ☆☆☆
アメリカの政治に関心のある方 ☆☆☆★
ジョン・F・ケネディ大統領の陰に隠れてパッとしないジョンソン大統領にスポットを当てた映画。
ケネディ大統領の下、副大統領を務めていた地味なジョンソンが、ケネディ暗殺という突然の出来事で、大統領の椅子が転がり込んでくる。
当初、大統領候補(ケネディの対抗馬)として出馬したが、敗退、屈辱の元、ケネディの女房役に。
そこまではよかったが、突然大統領にといわれて、困惑するさまが、丁寧に描かれている。
焦点は。ケネディが推し進めていた公民権法(黒人の権利を大幅に認める法律)だ。
ジョンソンは、南部出身なだけに、基本この法案に反対だが、ケネディ死後、その意思を継ぐことにして、この法案成立に取り組む。
その辺の悩みと、一方で、大統領としての威厳を取り戻す過程が丁寧に描かれる。
どうしても、話が地味なので、興味がないとつらい。
ウッディ・ハレルソンが、第36代米大統領リンドン・ジョンソンを演じている。