おすすめ度 ☆☆☆★
ハンディキャップを持つ選手たちによるバスケットボールチームと人生迷走中なコーチの出会いと絆を描き、スペインのアカデミー賞といわれるゴヤ賞で作品賞など3冠に輝いたドラマ。
負けず嫌いが災いしてチームを解雇され飲酒運転で捕まったプロバスケのコーチ。判事から命じられた奉仕活動は知的障害者のバスケチーム、アミーゴスのコーチを務めることだった。
この短気のコーチが、身障者と接するうちに、まともになっていく成長物語。
アミーゴスを演じるのはオーディションによって選ばれた本当の知的障害者たち。それをある種のコメディとして描いてしまうのはすごい。
それぞれの個性に当てられた脚本は、的を得ている。
身障者映画だと、毛嫌いしそうだが、後半はもう、彼らを応援している。
これはちょっと日本では描けない物語だ。
ラストは、優勝戦にまで行くのだが。