おすすめ度 ☆☆☆★
フランス・ベルギー合作
「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞のエピソードを題材に描く。
集められたのは、9人の翻訳家。残念ながら日本は入っていない。
毎日20ページずつ渡される極秘指令、
しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」との脅迫メールが、犯人探しが始まる。
ところが後半、話は作家と出版側との確執へ。
9人の翻訳家の誰が犯人か。9人もいては、ちょっと整理するのに大変だ。
だが、後半は絞られて、新たな事実も判明して、意外な方向へ。
ミステリーのだいご味は持っている。