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「第三夫人と髪飾り」19世紀の北ベトナム!

2020-08-12 18:52:01 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ベトナム映画 R15+

舞台となるのは世界遺産 ニンビン省チャンアン。

奇岩が連なる断崖絶壁の山々とその麓を流れる川や湿原が織りなす景観は素晴らしい。

封建時代、金持ち男は、三人の妻が持てた。

女は、男を生むための道具。

主人公のメイは14歳で嫁いできた。

一人息子を持つ第一夫人と、三人の娘を持つ第二夫人、大家族として一緒に住む。

鶏をさばいたり、蚕を育てたり、女の仕事は忙しい。

当然若妻はセックスをする。

だが、この映画は、女を描いているが、性描写は淡々としている。

きれいな風景と豪華な屋敷、女たちの生活。

出産シーンや自殺シーンなどショッキングな場面も。

封建時代を描いて、女の自立を求める。

撮影当時13才の主人公の性を描いているとして、ベトナムでは、公開後すぐに上映禁止に。

監督はベトナムで生まれ育ち、ニューヨーク大学で映画制作を学んだアッシュ・メイフェア。

トロント国際映画祭、シカゴ国際映画祭をはじめ世界51 の映画祭 で熱狂的な支持を得て、数々の映画賞に輝いている。

 

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