おすすめ度 ☆☆☆★
いつもながら韓国映画の質の高さに驚く。
2013年に韓国で実際に起こった漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件をもとに、7歳の弟を殺したという驚くべき告白した10歳の少女を描いています。
少女目線で描かれるが、この虐待のすごさ、それは母親と少女の演技のすばらしさと、演出の冴えなのだが。
これに、若い弁護士が絡む。
一度は、少女たち(少女と弟)に心を寄せ、動物園に連れて行ったりするが、自らは、韓国の法律事務所に就職。少女たちとは離れていく。
だが、弟の死と、姉が殺人犯にされたことで、自分の本分に気づく。
「生まれてこなければよかった」という、殺し文句は、子供にとって一番つらい。
児童虐待事件を、取り上げない警察や、児童保護施設のあっけなさと、法律の壁は、いま一つの視点として聞くに値する。