おすすめ度 ☆☆☆★
子供目線の映画好き ☆☆☆☆
ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基につづった自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」の映画化。ほぼ実話。
ドイツ国内で大ヒット! ナチスの迫害からサバイブする一家に目が離せない!。
根底には、ユダヤ人迫害のナチスを描いているが、子供目線のため、ユダヤ人迫害に対する凄惨な場面等はない。
家族愛が貫かれていて、ドイツでの良い生活とフランスでの極貧が対照的に描かれる。
ドイツ、スイス、フランス、イギリスと言語の異なる国の移動は大変、特に子供にとっては地獄だが、聡明な息子、娘は、怒りながらも順応していく。
主人公アンナを演じたのは、オーディションで見つけられた逸材。その演技力は抜群。
中には、ひどい人もいるが、ドイツでの家政婦やおじさんの優しいこと。
人の優しさが身に染みる映画だ。