おすすめ度 ☆☆☆
原作、第25回小説すばる新人賞を受賞した行成薫の同名小説。
お互い親のいない者同士、ドッキリでふざけあう二人の高校生キダとマコト。そこに、転校生のヨッチ(女)。
20歳の時、キダとマコトは、自動車整備工場で働いていた。そこに事故った車を持ち込む美人。
それから、10年、キダは「交渉屋」として、マコトは「会社経営者」として、それぞれの社会でのし上がっていく。
そして迎えたクリスマスイブ、マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。
そしてラスト20分、「想像を絶する衝撃のエンドロール」。
三つの時制を、入り混じせて、ラストで盛り上げる。
小説はいざ知らず、かなりご都合主義が目立つ。
岩田剛典と新田真剣佑、二人の旬の男優の無駄遣い。
ミステリーとしても話が小さい。
題名からするテーマの広さは感じられない。