おすすめ度 ☆☆☆
アクション映画好き ☆☆☆★
岡田准一が原田眞人監督と3度目のタッグを組んだクライムアクション。深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を映画化した。
愛する人が殺される事件を止められなかったことから闇に落ち、復讐のみに生きてきた元警官・兼高昭吾。その獰猛さから警察組織に目をつけられた兼高は、関東最大のヤクザ「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッションを強要される。兼高の任務は、組織の若きトップ・十朱が持つ秘密ファイルを奪取すること。警察はデータ分析により、兼高との相性が98%という東鞘会のサイコパスなヤクザ・室岡秀喜に白羽の矢を立て、兼高と室岡が組織内でバディとなるよう仕向ける。かくしてコンビを組むことになった2人は、猛スピードで組織を上り詰めていく。
この主人公は(相手が犯罪者であるが、)殺しをやらかした人物なので、潜入した後も殺しの作業を的確にこなして上層部の評価も上がる。送り込んだ警察側の狙いどおりといったところ。
兼高を兄貴分として慕うことになるサイコボーイの室岡。この室岡の存在がこの作品をとても魅力的にしている。警察の指示により兼高は室岡に近づくことになるのだが、警察が二人の相性は98%だと診断したように二人のコンビネーションは抜群で、兼高が組織で昇りつめることが出来たのはこの室岡の存在によるところが大きい。室岡はキレると何をしでかすか分からない凶暴性を秘めているが、兼高の前ではいつでも従順だ。
”狂犬注意“これが日本の映画革命!真実は絶対明かせない。常識をぶち破る、ノンストップ・クライム・エンターテイメント!